金子雅和
1978年1月24日生まれ、東京都出身。青山学院大学国際政治経済学部卒。大学卒業後に映画美学校で瀬々敬久監督の指導を受けたのち、テレビCMや映画・企業VP等の現場に携わりながら6本の短編映画を監督。
2016年、初長編監督作『アルビノの木』が第6回北京国際映画祭の新人監督部門で海外初上映、テアトル新宿ほか全国で公開される。ポルトガルの歴史ある映画祭フィゲイラフィルムアート(フィゲイラ・ダ・フォズ映画祭)で最優秀長編劇映画賞・監督賞・撮影賞をトリプル受賞したのを皮切りに、海外映画祭で20受賞。
2021年、長編二作目となる『リング・ワンダリング』を完成。第37回ワルシャワ国際映画祭で世界初上映、エキュメニカル賞スペシャル・メンションを授与され、第22回東京フィルメックスで国内初上映。第52回インド国際映画祭(ゴア)では最高賞にあたる金孔雀賞を、第43回ダーバン国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞。台湾にて劇場公開、国内各地でも半年以上にわたるロングラン上映となった。
同作の公開と並行して、次回長編企画『水虎』などを進行中。文化庁主宰2021年度・日本映画海外展開強化事業の映画作家3名に選ばれ、ユニジャパンの推薦で第72回ベルリン国際映画祭及びヨーロピアンフィルムマーケットに派遣される新進監督4名にも選出された。
Special Screenings
特別招待作品
リング・ワンダリング
- 上映スケジュール
- 11月18日(金)19:00からNTTクレドホール第1会場にて
- 作品概要
<ストーリー>
漫画家を目指す草介は、絶滅したニホンオオカミを題材に漫画を描いているが、肝心のオオカミをうまく描けず前に進めない。そんなある日、バイト先の工事現場で、逃げ出した犬を探す不思議な娘・ミドリと出会う。転倒しケガをしたミドリを、彼女の家族が営む写真館まで送り届けるが、そこはいつも見る東京の風景とは違っていた……。過去と現在が織り交ざる、切なく幻想的な物語。<キャスト>
笠松将、阿部純子、安田顕、片岡礼子、品川徹、田中要次、長谷川初範<スタッフ>
撮影:古屋幸一
照明: 吉川慎太郎
録音: 岩間翼
整音: 黄永昌
美術: 部谷京子
VFXスーパーヴァイザー: 高橋昂也
劇中漫画:森泉岳土
音楽: 富山優子
脚本:金子雅和 吉村元希
プロデューサー: 塩月隆史 鴻池和彦<作品情報>
制作年:2021年
上映時間:103分40秒
制作国:日本
音声言語:日本語- 監督