広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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Special Screenings
特別招待作品

DIVOC-12

上映スケジュール
11.21 Sun. 9:30〜@NTTクレドホール第1会場

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作品概要
Ⓒ2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.

Ⓒ2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.

<ストーリー>
ソニーグループでは今年4月、新型コロナウイルス感染症により世界各国で影響を受けている人々を支援するために「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」を設立しました。『DIVOC-12』プロジェクトはこの基金を活用した支援活動の一環として、映像制作活動において大きな影響を受けているクリエイターたちを支援していきます。さらには、クリエイターたちが新たなものを生み出したいという強い衝動、何かを創り続けるそれぞれの情熱と信念、様々な不安を超える創造の力、エンタテインメントが持つポジティブなエネルギーを作品に込め、日本そして世界中を明るく照らしたい、という強い想いのもと動き出したプロジェクトです。 映画制作を牽引していく3人の監督は、『新聞記者』(19年)で第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめとした主要3部門を受賞した藤井道人監督、世界中で社会現象を巻き起こした『カメラを止めるな!』(18年)の上田慎一郎監督、第41回モントリオール世界映画祭で審査員特別大賞を受賞した『幼な子われらに生まれ』(17年)の三島有紀子監督。日本映画界を代表する3監督たちそれぞれの元に、一般公募より選ばれた新人監督含めた9名が集結。3チームごとに「成長への気づき」、「感触」、「共有」というテーマを掲げ、映画制作を行いました。

<スタッフ>
キャスト:横浜流星 松本穂香 富司純子 藤原季節 石橋静河 小野翔平 窪塚洋介 小関裕太 安藤ニコ おーちゃん  清野菜名 高橋文哉 蒔田彩珠 中村守里 中村ゆり 髙田万作 笠松将 小川紗良 横田真悠 前田敦子
製作:冨田みどり 齋藤巌
企画・プロデュース:菊地洋平 伊藤主税
プロデューサー:佐原沙知 川原伸一
主題歌:yama「希望論」(MASTERSIX FOUNDATION)
宣伝:マンハッタンピープル
宣伝クリエイティブ:千原徹也
制作統括:and pictures
制作運営:Lat-Lon
制作プロダクション:BABEL LABEL、PANPOCOPINA、cogitoworks
製作・配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

<作品情報>
制作年:2021年
上映時間:120分
制作国:日本
音声言語:日本語

 

監督

藤井道人
1986年生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。大学卒業後、2010年に映像集団「BABEL LABEL」を設立。伊坂幸太郎原作『オー!ファーザー』(14年)でデビュー。以降『青の帰り道』(18年)、『デイアンドナイト』(19年)、『宇宙でいちばんあかるい屋根』(20年)、『ヤクザと家族 The Family』(21年)、など精力的に作品を発表しており、2019年に公開された映画『新聞記者』では、第43回日本アカデミー賞で最優秀作品賞含む6部門受賞、他にも映画賞を多数受賞。今最も注目されている映像作家の1人である。ドラマ「新聞記者」(Netflix)は、'21年に配信予定。

上田慎一郎
1984年生まれ、滋賀県出身。中学生の頃から自主映画を撮りはじめ、高校卒業後も独学で映画を学ぶ。2009年、映画製作団体PANPOKOPINA(パンポコピーナ)を結成。 『お米とおっぱい。』『恋する小説家』『テイク8』等8本の映画を監督し、国内外の映画祭で20のグランプリを含む46冠を獲得する。
2017年、初の劇場用長編『カメラを止めるな!』が2館から350館へ拡大する異例の大ヒットを記録。
三人共同監督作の『イソップの思うツボ』が2019年8月に公開、そして劇場用長編第二弾となる『スペシャルアクターズ』が同年10月に公開。
2020年5月、監督・スタッフ・キャストが対面せず“完全リモート”で制作する作品『カメラを止めるな!リモート大作戦』をYouTubeにて無料公開。
同年9月、新作映画『ポプラン』製作開始。2021年7月には妻のふくだみゆきと共同で監督・脚本を務めた『100日間生きたワニ』が公開。

三島有紀子
18歳からインディーズ映画を撮り始め、大学卒業後NHKに入局。「NHKスペシャル」「ETV特集」、震災特集など市井の人々を追う人間ドキュメンタリーを数多く企画・監督。03年に劇映画を撮るために独立し、東映京都撮影所などでフリーの助監督として活動、NYでHBスタジオ講師陣のサマーワークショップを受ける。監督作『幼な子われらに生まれ/ Dear Etranger』(17 年)で、第 41回モントリオール世界映画祭で審査員特別大賞、第 41 回山路ふみ子賞作品賞、第42 回報知映画賞では監督賞などを多数受賞。他の代表作として『しあわせのパン/ Bread of Happiness』(2012)、『繕い裁つ人/ A Stich of Life』(2015)、『少女/ Night's Tightrope』(2016)『Red/Shape of Red』(2020)など。ドキュメンタリー作品から劇映画まで一貫して、永続的な日常の中の人間にある軋みを描きつつも、最後には小さな"魂の救済"を描くことを信条としている。スタイルとしては、研ぎ澄まされた演出に下支えされた美しい映像作りに定評があり、一見すると柔らかい作風の初期作品から、ハードな演出が露出する近作まで、演出の姿勢は変わらない。