広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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Special Screenings
特別招待作品

忘れ得ぬひと

上映スケジュール
11月22日(金)16:00から横川シネマにて

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作品概要

©️2016

<ストーリー>
フェルミンの人生は淡々と過ぎていた。「ディアブリト(手押し車)」で商品を運ぶ「ディアブレロ(運搬作業員)」の仕事をする以外は、ほとんど家の中にひきこもって暮らしていた。彼やほかの家族は、メキシコシティの中心部で「ベシンダ(長屋・集合住宅)」に住んでおり、住人たちはそれぞれの世界観で自己満足しながら生きていた。 ある日、政府と共謀した企業がショッピングセンターを建てるため、ベシンダの住人たちを追い出そうと脅し始めた。自分たちの家を守るため、住人たちは無気力・無関心な生活から抜け出し、一致団結することを余儀なくされた。フェルミンが彼らと協力するためには、自分自身を開放し、今まで目を背けていた数々の問題を認めなければならなかった。

<スタッフ>
監督:イリア・ゴメス・コンチェイロ プロデューサー:ロドリゴ・リオス・レガスピ 脚本:ファン・パブロ・ゴメス、イリア・ゴメス・コンチェイロ 撮影:セバスティアン・イリアルト  プロダクション・デザイナー:ディアナ・サアデ 録音:パブロ・タメス 編集:ロドリゴ・リオス・レガスピ サウンドデザイン:クリスティアン・ヒラウド、ホセ・ミゲル・エンリケス 音楽:アルド・マックス・ロドリゲス

<キャスト>
レオナルド・アロンソ(フェルミン) メルセデス・エルナンデス(マリア) パトリシア・セラーノ(エルビリタ) サンティアゴ・フォンセカ(マコ) フリオ・ミチェル・バヨン(ラミロ) フランシスコ・コルテス(ドン・ラウレアノ) ホナタン・ペレス(ピラル)

<作品情報>
制作年:2018年
上映時間:103分
制作国:メキシコ・コロンビア

 

 

監督

イリア・ゴメス・コンチェイロ
メキシコシティの映画トレーニングセンター(C.C.C)卒業。製作会社「シウダ・シネマ」の共同創業者で、同社を通じてこれまで、メキシコ、コロンビア、イタリアなどで様々な映画をプロデュースしている。彼女の卒業制作の短編映画『感じてることを教えて』は、国内外で20以上の賞を受賞した。彼女の初の長編映画『映画館襲撃』(11)は、トゥールーズ映画祭の「進行中の映画」部門で「シネシネマ賞」を受賞したほか、サン・セバスティアン映画祭の「ラテン映画の地平線」部門で上映され、「アメリカ大陸の家」賞を受賞した。また、サンダンス映画祭でワールドプレミア上映され、グアダラハラ映画祭では「最初の作品賞」を受賞、ワルシャワ国際映画祭でも上映された。彼女の2本目の長編映画、『忘れ得ぬひと』は、メキシコの映画産業支援基金(Eficine)等から支援を受けた作品で、グアナファト国際映画祭2019で最優秀メキシコ映画賞を受賞した。彼女はこの作品が世界各国の多くの人の心に届くことを楽しみにしている。現在、次の企画『ここにドラゴンがいる』と『不在』への支援を募集中。​