広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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Special Screenings
特別招待作品

百万円と苦虫女

上映スケジュール
11月24日(日)10:00から横川シネマにて

タイムテーブルはこちらから

作品概要
©2008 「百万円と苦虫女」製作委員会

©2008 「百万円と苦虫女」製作委員会

<ストーリー>
主人公・鈴子は短大は無事卒業したが就職も出来ないまま、しかたなくアルバイト生活を送っていた。どうにかして生活を変えようと考え、友人と共同生活を始めようとするが、ひょんなことからトラブルに巻き込まれ、警察の世話になってしまう。そのことが原因で益々実家に居づらくなり、 「百万円貯まったら、家を出ます!」 と家族に宣言し、家を出て、一人で生きていく決心をする。百万円が貯まると次の場所へ移るというルールを自分に課して、次から次へと引越しする根なし暮らしを続ける中で様々な人たちと出会い、笑ったり、怒ったり、恋をしながら、自分なりの生き方を見つけてゆく。

<スタッフ>
キャスト:蒼井憂、森山未來、竹財輝之助、ピエール瀧、笹野高史、平岩紙、佐々木すみ江、他

脚本・監督:タナダユキ/企画・プロデュース:前田浩子
プロデューサー:木幡久美、田中正/ラインプロデューサー:森井輝/撮影:安田圭/照明:石田健司
録音:白取貢/美術:古積弘二/スタイリスト:申谷弘美/ヘアメイク:竹下フミ/助監督:塩崎遵
音楽:櫻井映子、平野航/音楽プロデューサー:緑川徹/編集:宮島竜治、菊井貴繁    

<作品情報>
制作年:2008年
上映時間:121分
制作国:日本

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<ゲスト>

前田浩子
1996年岩井俊二監督作品『スワロウテイル』で映画プロデューサーデビュー。岩井作品は他に『リリイ・シュシュのすべて』(2001)『花とアリス』(2004)『虹の女神』(熊澤尚人監督・2006)。続いて、『ビッグショー ハワイに唄えば』(井筒和幸監督・1999)『GTO 映画版』(鈴木雅之監督・1999)を製作。活動の場を海外に広げ、香港のウォン・カーウァイ監督『2046』(2003)、台湾のスー・チャオピン監督『Silk』(2006)、満を期して、2003年・2004年クエンティン・タランティーノ監督作『キルビル』をプロデュース。2007年に制作会社アルケミー・プロダクションズを立ち上げ、第一作企画作品『百万円と苦虫女』(タナダユキ監督)を製作、2008年に公開し、大ヒットとなる。2011年にオリジナル企画『洋菓子店コアンドル』(深川栄洋監督)、堤幸彦と組んだ社会派作品『MY HOUSE』をプロデュース。監督発掘にも力を注ぎ、演劇界から人気演出家・細川徹で『ぱいかじ南海作戦』(2012)、CM界より映像美で注目を集めていた柳沢翔を抜擢して、オリジナル作品『星ガ丘ワンダーランド』(2014)を製作・プロデュースし、モントリオール映画祭、上海映画祭へ正式招待。細川監督の第二弾『オケ老人!』(2015)に続いて、最新作は『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』で北京国際映画祭に正式招待。2019年10月に公開。

監督

準備中

タナダユキ
福岡県北九州市出身。高校卒業後、上京してイメージフォーラム映像研究所にて映像制作を学ぶ。2001年、脚本・出演も兼ねた初監督作「モル」がぴあフィルムフェスティバルのPFFアワードグランプリとブリリアント賞を受賞。04年には、フォークシンガーの高田渡を追ったドキュメンタリー映画「タカダワタル的」が東京国際映画祭に特別招待作品として上映されたほか、劇映画「月とチェリー」も発表した。杉作J太郎監督の映画「怪奇!!幽霊スナック殴り込み!」(05)では主演を務め、安野モヨコ原作、蜷川実花監督の「さくらん」(07)では脚本を担当。監督・脚本を務めた「百万円と苦虫女」(08)で日本映画監督協会新人賞を受賞した。気鋭の女性監督として注目を浴びるなか、「俺たちに明日はないッス」(08)、「ふがいない僕は空を見た」(12)などでメガホンをとった。その後の監督作に「四十九日のレシピ」(13)、「ロマンス」(15)などがある。小説「ロマンスドール」や「復讐」、エッセイ「パンとみそ汁」(雑誌「CUT」に連載)を執筆するなど、作家としても活動する。自身の原作を「百万円と苦虫女」以来再び蒼井優を主役に迎えて映画化した「ロマンスドール」が2020年1月に公開予定。