広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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HIROSHIMA EYE
ヒロシマEYE

RUNNER 絵を描かないと死んでしまう人

上映スケジュール
11月26日(日)10:00から横川シネマにて

タイムテーブルはこちらから

作品概要

<ストーリー>
「教育」も「絵画」も「生き様」も規格外の先生!
こんな先生に出会ったら、生きるのが楽になるよ!
画家・瀬島匠は、芸術大学で学生を指導しつつ、日本中を駆け巡って創作活動を続け、眠っている時間以外はつねに何かを作り、命の次に大切な!? ラジコンを飛ばし、絶え間なく言葉を発し、30年間〝RUNNER〟というタイトルで絵を描き続けている。
睡眠時間は極端に短く、10代の頃に35歳で死ぬと思い込み、逆算して人生を過ごしてきたが、50歳を過ぎた現在も生き続け、もう余生だと言いつつ思春期の少年のようにあり余るエネルギーを撒き散らしながら、今この瞬間を「全力で生きて」、周りからは、ありのままにあるがままに自由奔放に人生を謳歌している、生きる力に溢れた「破天荒で幸せな人」と見られている。しかし、撮影を進めていく中で、全く予想もしなかった「真実」が明かされる。
そこには、生まれ故郷の広島県尾道市因島での「ある宿命」を背負って生き続ける男の秘められた「家族の物語」があった。映画監督・前田哲が、全身アーティスト・瀬島匠に出会い、自らカメラを手に衝動的に撮影、一年の時間を費やして完成させた。観る者の心を激しく揺さぶる、熱き人間ドキュメントである。

<スタッフ>
監督:前田啠
出演:瀬島匠

<作品情報>
制作年:2017年
上映時間:90分
制作国:日本

監督

前田啠
撮影所での大道具のアルバイトから、美術助手を経て、フリーの助監督になる。
助監督として、伊丹十三、滝田洋二郎、阪本順治、周防正行などの監督作品に携わった後、1998年に、相米慎二監督のもとで劇場映画デビュー。
主な映画監督作品は、沖縄の美ら海水族館の尾びれを失ったイルカが、人口尾びれをつけて再生する実話を映画化した『ドルフィンブルー フジもういちど宙へ』(07)、小学校でブタを育て食べる「命の授業」を実践した先生と子供たちの実話を映画化した『ブタがいた教室』(08)第21回東京国際映画祭でコンペティション部門の観客賞と審査員賞をW受賞。チェコのズーリン国際児童・青年映画祭で、準グランプリを受賞、全州映画祭で観客賞。海外の映画祭で数々の受賞並びに招待を受けた。