ポジティブな力を持つ作品を、世界中から集めた映画祭。

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作品概要


©The River Runs Still

<ストーリー>

メコン川で暮らす無国籍の女性ルアは、ついに陸地で新たな人生を始めるための法的書類を手に入れたと信じていた。彼女は喜びのあまり、持ち物をすべて人に譲ってしまうが、その書類は無効だった。やがて酔い潰れた夫ウットが絶望した状態で帰ってきた時、二人が築きあげた脆い世界が崩壊する。突然の事故をきっかけに、ルアは自らの人生とウットの運命を左右する決断を迫られる。
ベトナム国境地帯の無国籍コミュニティの証言とフィクションを融合させた『The River Runs Still』は、帰属意識と喪失を描いた作品である。自らの国と呼べる場所を持たないアジアの何百万もの人々の心に響き渡る。

<スタッフ>

監督・脚本:マイ・フェン・チー
撮影監督:レ・キム・フン
美術監督:ゴー・ディン・バオ・チャウ
音楽:ハー・トゥイ・ハン
編集:グエン・ホン・アイン
音響:サイゴン・サウンド
ポストプロダクション・スーパーバイザー:ブイ・コン・アイン
カラーリスト:ブイ・コン・アイン
プロデューサー:マイ・フェン・チー
ラインプロデューサー:タオ・クエン
共同プロデューサー:ジョン・バダル、ティ・チャン
エグゼクティブプロデューサー:マイ・フェン・チー、ホー・グエン・ゴック

<作品情報>

制作年:2024年
上映時間:15分
制作国:Vietnam
音声言語:Vietnamese
字幕言語:English
レイティング:PG12 / Parental Guidance 12


  • マイ・フェン・チー

    <監督>

    マイ・フェン・チー

    ベトナム出身の脚本家・映画監督。流転、記憶、帰属をめぐる探求をテーマに、内省的な作品を制作している。フィクションとドキュメンタリーの両分野で活動し、二つの世界のはざまで生きる人々に焦点を当てながら、個人的な歴史と政治的な歴史が日常生活の中でどのように交差するかを描き出す。
    デビュー作となる短編ドキュメンタリー『Down the Stream』(2015)は、Vimeo年間ベスト作品にノミネートされ、ヴィンタートゥール国際短編映画祭で上映された。長編フィクションデビュー作『The River Runs Still』はニューヨーク・アジアン映画祭でプレミア上映され、詩的なリアリズムを通して無国籍的な存在の経験をさらに掘り下げた。
    最新作のドキュメンタリー『50 Years of Forgetting』(2025/アルジャジーラ制作)は、現代ベトナムに根付く戦争の余波を見つめ、世代を超えたアイデンティティ形成における離散と記憶の関係を探求している。現在、長編映画『The River Knows Our Names』(2024/タレンツ・トーキョー・アワード受賞)を製作中。この作品は、無国籍と帰属意識をめぐる三部作の最終章となる。

  • ホー・グエン・ゴック

    <ゲスト>

    ホー・グエン・ゴック

    テレビ番組制作からキャリアをスタートさせ、ほどなくしてコマーシャル制作へと転向。ペプシコやラロッシュといった世界的ブランドの大規模な国際プロジェクトを手掛ける。シニアプロデューサーを経て、ビューファインダー・プロダクションハウス(ベトナム)でエグゼクティブプロデューサーに就任。さらなる表現の追求のため、自身の制作会社「Dabe」を設立した。