ポジティブな力を持つ作品を、世界中から集めた映画祭。

ヒロシマEYE

日系カナダ人物語

上映スケジュール

タイムテーブルはこちらから


作品概要


©︎日系カナダ人物語

<ストーリー>

ある日系カナダ人のバンクーバーでの生活、レモンクリーク収容所での過酷な生活、そして原爆で荒廃した広島の回想。
ある日系カナダ人の、静かなバンクーバーでの日々。
やがて時代の波に呑まれ、彼はレモンクリーク収容所で過酷な日々を送ることになる。
そして、原爆で荒廃した広島の記憶が、彼の心の奥底から呼び起こされる――。
過去と現在、記憶と現実が交錯する中で描かれるのは、喪失と再生、そして生きることへの静かな祈り。

<スタッフ>

プロデューサー:川邊ブラウン栄子
脚本:アリス・イル・シン、川邊ブラウン栄子
撮影監督:トマシュ・クレック
制作マネージャー:ケリー・ルイ

<作品情報>

制作年:2024年
上映時間:23分
制作国:カナダ/オタワ&トロント
音声言語:英語
字幕言語:日本語
レイティング:G(一般)/ General (All Ages)


  • アリス・イル・シン

    <監督>

    アリス・イル・シン

    日本大学で映画を学んだ後、日本・韓国・カナダを拠点に監督、プロデューサー、編集者として活動している。
    彼女の作品は、アジア系カナダ人としてのアイデンティティや移民の経験、そして記憶の継承をテーマに据えたものが多い。
    受賞作となった短編映画『はるの新年』(2018)は、トロントに転校してきた日本人高校生の少女を描き、異国の地での孤独と再生を静かに見つめた。
    続く『シグナル・ファイア』(2019)では、古典中国詩のリズムを通して移民家族の物語を紡ぎ、詩的で叙情的な映像表現を確立した。
    CBC Artsと共同制作したドキュメンタリー『紙に刻まれた歴史』(2020)では、祖母の強制収容所での体験に着想を得て創作を続ける日系カナダ人四世の版画家を描き、芸術を通じた記憶の継承を見つめている。
    長編ドキュメンタリー『故郷の風景』(2024)は、日系カナダ人の強制収容の歴史と、そこに刻まれた風景を探求する作品。
    そこから派生した短編『日系カナ人物語』(2024)は、その凝縮版として、世代を超えて受け継がれる記憶と声を描き出した。
    最新作『Pearl』(2025)は、中世英語詩『Pearl』を朝鮮王朝時代の韓国に舞台を移して再構築したアニメーション短編。
    伝統的な美意識と現代的な映像感覚を融合させ、喪失と再生、そして超越の物語を繊細に描き出している。

  • 川邊ブラウン栄子

    <プロデューサー>

    川邊ブラウン栄子

    カナダのトロントと日本の所沢を拠点とする映画製作者、ポッドキャスター、学生/研究者。アリス・イル・シンのプロデューサーとして、短編映画『はるの新年』(2018)、『シグナル・ファイア』(2019)、CBC Artsの『History in Paper』(2019)を手掛ける。
    近作では、ドキュメンタリー映画『故郷の風景』および『日系カナダ人物語』(2024)にも出演。プロデュース業務に加え、映画やテレビ放送の日本語翻訳・筆写者としても活躍しており、『Dark Side of the Ring』(2021、Vice TVシリーズ)、『A.artificial I.mmortality』(2021、長編ドキュメンタリー)、『Age of Samurai: Battle for Japan』(2020、Netflixドキュメンタリードラマ)などの作品に参加している。
    ポッドキャスターとしては、2022年より4シーズン続く番組「きょうこりんと姉御の『そんなんいえやん』」を制作・執筆。さらに、カナダ・トロントの日系カナダ人文化センターで20年以上にわたりボランティア活動に携わっている。