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ポジティブな力を持つ作品を、世界中から集めた映画祭。

2025.11.08
国際短編映画コンペティションB ノミネート作品

広島国際映画祭2025では、世界各国から集まった次世代の映像作家による「国際短編映画コンペティション」を開催します。今回は 日本、韓国、台湾、マレーシア、ベトナムの5カ国・地域から選ばれた6作品の中からコンペティションBで上映する3作品をご紹介します。

『泣かないライオン』 ”The Lion Doesn’t Cry”
2025/22分/韓国
監督:ハン・ウォニョン(HAN Wonyoung)

<シノプシス>
韓国・東海岸、江原(カンウォン)特別自治道の山岳地帯では、大小さまざまな山火事が毎年のように繰り返されている。2023年春、江陵(カンヌン)市キョンポで発生した山火事で、わずか数時間のうちに551軒もの家が灰と化した。本作は、その火災で家を失った三人家族の物語を描く。火災のあと、一家が向かったのは「おばさん」が暮らす村。見知らぬ土地で、不安と心の傷、不確かな未来が絡み合う日々。母親は不眠に苦しみ、父親はおばさんの食堂で仕事を学びながら新しい生活に適応しようとする。小学校に入学したばかりの幼い息子は、複雑な気持ちと消えない不安を抱えながらも、心の中で小さな物語を描き始める。

『鍵師』 ”Suo Jiang”
2024/17分/台湾
監督:リン・チエンユー(Chien-Yu Lin)

<シノプシス>
どんな鍵でも開けてしまう腕利きの錠前師。だが彼は、故郷へ戻ることをどうしても拒んでいる。
彼が想いを寄せる女主人は、もはや彼の相手をし続けるつもりはない。
深い虚無感に包まれた彼は、やがて別の険しい道へと歩みを向けていく。

『洗浄』 “WAShhh”
2024/23分/マレーシア
監督:ミッキー・ライ(Mickey Lai)

<シノプシス>
ある夜更け、マレーシアの訓練キャンプで訓練中の女子グループが緊急招集される。
何かに取りつかれたような様子の一人の訓練生が、仲間がトイレを汚して規則を破ったと告発する。
指導教官は、彼女たちに深夜までに清掃を終えるよう厳しく命じた。
互いに異なる考えを持つ訓練生たちが、同じ生活空間で過ごすうちに、相手への敬意を失い始め、緊張した人間関係は崩壊寸前に――。
やがて、彼女たちは深夜という不穏な時間の中で、極限の緊張にさらされ、互いへの信頼が崩れ始める中、“清掃”を強いられる。

コンペティションでは、審査員によって選ばれる「ヒロシマグランプリ」・「審査員特別賞」の他、観客の投票によって決定する「観客賞」を設けています。

審査員は、
『片思い世界』の 土井裕泰監督、
『愛の残灰』の チョ・ソンギュ監督、
新作『架空の犬と嘘をつく猫』(2026年1月9日公開)の公開を控える 森ガキ侑大監督 の3名が務めます。

国際短編映画コンペティションA・B(開催中2回上映)
①11月28日(金)19:00〜 NTTクレドホール第一会場
②11月29日(土)17:40〜 NTTクレドホール第二会場

 

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