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ポジティブな力を持つ作品を、世界中から集めた映画祭。

2025.11.07
国際短編映画コンペティションA ノミネート作品

広島国際映画祭2025では、世界各国から集まった次世代の映像作家による「国際短編映画コンペティション」を開催します。今回は 日本、韓国、台湾、マレーシア、ベトナムの5カ国・地域から選ばれた6作品の中からコンペティションAで上映する3作品をご紹介します。

『迷子のマレーの虎』 “A Misfit Tiger”
2024/25分/台湾・マレーシア
監督:ベニアル・スー(Bennial Soo)

<シノプシス>
マレーシア人の父親ベン・スンは、息子カー・チュンの失踪事件の真相を突き止めるため台湾にやって来た。調べている間に、彼は息子に対する理解の至らなさに次第に気づくと同時に息子の変化や成長にも気づいていく。

『川は静かに流れる』 “The River Runs Still”
2024/15分/ベトナム
監督:マイ・フェン・チー(Mai Huyen Chi)

<シノプシス>
メコン川で暮らす無国籍の女性ルアは、ついに陸地で新たな人生を始めるための法的書類を手に入れたと信じていた。彼女は喜びのあまり、持ち物をすべて人に譲ってしまうが、その書類は無効だった。やがて酔い潰れた夫ウトが絶望した状態で帰ってきた時、二人が築きあげた脆い世界が崩壊する。突然の事故をきっかけに、ルアは自らの人生とウトの運命を左右する決断を迫られる。

ベトナム国境地帯の無国籍コミュニティの証言とフィクションを融合させた『The River Runs Still』は、帰属意識と喪失を描いた作品である。自らの国と呼べる場所を持たないアジアの何百万もの人々の心に響き渡る。

『折り鶴と蒼い蛙』 “PAPER CRANES & BLUE FROG”
2025/19分/日本(広島・福岡)
監督:Chavo(チャボ)

<シノプシス>
広島を目指す少年が、旅の途中で一人の女性と出会い、初恋と喪失、戦争の記憶に揺れながら成長していく姿を描いた短編作品。
一方で、愛し方がわからない父親もまた息子を追い続ける。
ショーペンハウアーとニーチェの思想を軸に、二人の旅路が交差する中で、語られない感情だけが残る映像詩。

コンペティションでは、審査員によって選ばれる「ヒロシマグランプリ」・「審査員特別賞」の他、観客の投票によって決定する「観客賞」を設けています。

審査員は、
『片思い世界』の 土井裕泰監督、
『愛の残灰』の チョ・ソンギュ監督、
新作『架空の犬と嘘をつく猫』(2026年1月9日公開)の公開を控える 森ガキ侑大監督 の3名が務めます。

国際短編映画コンペティションA・B(開催中2回上映)
①11月28日(金)19:00〜 NTTクレドホール第一会場
②11月29日(土)17:40〜 NTTクレドホール第二会場

 

広島国際映画祭実行委員会 事務局
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