2025.10.09
金子雅和監督最新作『光る川』上映決定

これまで広島国際映画祭でも『アルビノの木』『リング・ワンダリング』を上映してきた金子雅和監督の最新作『光る川』が、本年度の映画祭で上映されます。
本作は、松田悠八による小説「長良川 スタンドバイミー一九五〇」を原作に、岐阜県・長良川流域に伝わる民話や伝承から着想を得て描かれた作品です。
日本が高度経済成長期に向かい始めた1958年を舞台に、少年のまなざしを通して「人と自然の記憶」「土地に宿る祈り」を静かに描き出します。
また、本作の美術を広島国際映画祭代表の部谷京子が担当。
土地の空気や時代の質感を細やかに再現し、金子監督が紡ぐ詩的な世界観を映像美の面から支えています。
『光る川』は、金子監督の代表作に通じる「自然との共生」「喪失と再生」というテーマを、より深く掘り下げた叙情的な長編です。
作品名:光る川
監督:金子雅和
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
2024年/108分/日本