ポジティブな力を持つ作品を、世界中から集めた映画祭。

また来年お会いしましょう!2025年 閉会式 表彰式

11月30日(日)18:15からNTTクレドホール第1会場で、閉幕式と国際短編映画コンペティション受賞作の発表、表彰式が行われました。 進行はフリーパーソナリティーのキムラミチタさんと通訳のポーリーン・ボールドウィンさんです。

はじめに横田美香広島県知事(代読 広島県環境県民局文化芸術 山中ゆかり課長)と駐広島大韓民国総領事館 カン・ホズン総領事から閉幕挨拶があり、続いて世界中からノミネートされた作品6作品で競う国際短編映画コンペティションの各賞が発表されました。
まず土井裕泰監督が「バラエティに富んだクオリティの高い作品ばかりで、エキサイトな時間でした。広島の映画祭だから、それにふさわしいものを選びました」と総評を語りました。

続いて観客賞は、森ガキ侑大監督より日本代表「折り鶴と蒼い蛙」のチャボ監督に贈られましたが、監督不在で主演の坂本翔絆さんが代わりに受賞スピーチ。「もらえると思っていなかったから嬉しい」と、笑顔で語りました。審査員特別賞は、チョ・ソンギュ監督からマレーシア代表「洗浄」のミッキー・ライ監督に贈られました。チョ監督は「画角もテーマも素晴らしい。すごい才能だ」と大絶賛。ミッキー・ライ監督は「広島は愛と平和を訴えている。だから私はこの作品を作りました」と笑顔で答えていました。

最後はヒロシマ・グランプリ。審査委員長 土井監督からハン・ウォニョン監督の「泣かないライオン」と発表されると、客席から一段と大きな歓声が上がりました。それに応えるように土井監督は「ショットが美しく、そこにメッセージも希望もある」と称賛し、ハン監督は「私は映画を作る時、いつも何故こんなに難しいんだと思っています。今作は、広島の方から痛みを和らげることを学んで撮れると思いました」と涙を浮かべて語りました。
最後に関係者全員が、舞台に上がり集合写真を撮って映画祭は終わりました。