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11月24日(日)14時30分からNTTクレドホール第2会場で『そして、優子Ⅱ』の上映が行われました。
主演は優子演じる瀬戸みちるさん、その父親を演じるのは柳憂怜さん。小さな田舎町の父子家庭で育った優子。父親は娘を大切に育ててきましたが、ヤクザという「普通」ではないことを生業にしており、時代と需要の減少により組は存続の危機にありました。日々を楽しく過ごしていた優子の「普通」をめぐる作品です。
上映後には佐藤竜憲監督や出演者を含め10名が登壇。ヤクザ役を演じた沖正人さんを司会進行としてトークショーが幕を開けました。一人ずつ出演者もそれぞれの撮影時の思い出を語り、笑いに包まれた温かい会場となりました。「撮影中は同じ旅館に泊まったため合宿のようで楽しかったです。思い出に残る作品です」と出演者は口を揃えて嬉しそうに語りました。
佐藤監督は「普通って何だろう?を最大のテーマとして描きたかった作品です。映画を撮ったからといって答えが出たわけではありません。映画の撮影中にも、普通ではない人々にたくさん出会いました。目立ちたい、特殊になりたいと思う必要はない。白黒はっきり付けなくても良い、グレーゾーンの美学というべきものを伝えたかったのかもしれません」と語りました。
また、なぜ瀬戸みちるさんを起用されたのかという参加者からの質問には「オーディションをしようと思っていましたが、同じ事務所の方から瀬戸みちるさんの動画を見せてもらったときに会ってみようと思い立ちました。ナチュラルで演技が上手い人だなと感じました」とその時の心情を語りました。
沖正人さんも「来年2月に東京から公開が始まり、そして全国へ公開されます。また、広島に出演者とともに来たいです。面白いと感じた方はぜひ情報も拡散してください」と挨拶し締めくくりました。
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