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2024年11月24日(日)12時30分からNTTクレドホール第2会場で『寝てみること』の舞台挨拶に監督の迫田公介さん、出演者の川西幸一さん、原かおりさん、多田羅郁恵さんが来場されました。立ち見客で溢れるなか、上演後は迫田監督と川西さんによるトークが繰り広げられました。司会は映画コメンテーターの鈴木由貴子さんです。
『寝てみること』は20分の短編映画。中学生の千菜(坂本いろは)は脳出血で入院した祖母 久子(多田羅郁恵)の見舞いに来るが、反応がなく心配になる。病室で見つけた祖母の日記帳は千菜の事ばかり。“千菜探し”を始めた祖母のことを知りたくて訪れた公園で、片田敏也(川西幸一)と出会う。彼が会った祖母はベンチに寝っ転がって気分よさそうだったと言う。千菜の行動を見てきっと観客も寝てみようと感じるでしょう!
迫田監督は「久しぶりに見たけど結構いいなと思いました」。川西さんも「試写の時は恥ずかしかったが今日見るとなかなかよく出来ていますね」と発言。監督は川西さんの人間の魅力を出したかったとのこと。そうしたら可愛らしさが出たそうです。
川西さんの役作りは人物研究がすごいそうで、片田の高校時代の恋や過去の失恋などズラーッと並べる勢いだったと振り返ります。役者経験がないので3ヶ月間ワークショップで稽古をし、“いろは先輩”にもいろいろと教えてもらったそう。坂本いろはさんは、以前も迫田監督の映画に少年DJ役で出演しています。
ユニコーンのドラマーでもある川西さんは「コンサートでもスタッフ全員が面白いと思わないと面白いものは出来ないですよね」と話し、監督は「みんなで作っています。地味映画だがしっかりしたいい映画になりました。自分が疲れた時に観る薬のよう。カプセルに詰めて売ったりして(笑)。生きているといろいろと辛いこともありますが、空を見る時間があるといいなと。そんな時、この映画を思い出してくれたら本望です」と話されました。
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