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11月24日(日)9時40分からNTTクレドホール第1会場にて、PwCコンサルティングのディレクター平間和宏さんと森ガキ監督による「世界中の人のココロを動かす作品とは? 〜世界で共感を呼ぶ作品の道程を探る〜」をテーマとしたトークイベントが行われました。
今映画祭のなかでも一番朝早くから行われたイベントでしたが、ここでしか聞けない貴重なセッションを聞きたいと、多くの方が参加されていました。PwCではコンサルティングサービスを提供している一方で、「ココロを動かす」コンテンツの価値向上にも取り組んでおり、今回は巧みな情動変容の描写などでも定評のある森ガキ監督との対談が実現したものです。
広島県出身の森ガキ監督が監督を目指す前の地元トークでは、アルパークなどなじみのある場所の話が多く出てきて、会場のみなさんも笑顔となり暖かい雰囲気に包まれました。森ガキ監督が手がけている映画、CM、MVでの作品作りでの違いについての話では、「CMやMVにはクライアントがいますが、映画は自分の感性を表現できるもの。作品の中で自分が大事に思う社会的なテーマを届けたいと思っています」と森ガキ監督。
今回は『愛と乱暴』という作品での参加でしたが、先にご覧になっていた平間さんは「感情のラベルがつかない感情がわいてくる作品でした」とコメント。森ガキ監督は今回の作品に込めた社会テーマとして「デジタル化ですべてが数字化していく中で、見えなくなってしまっている本質があるのではないか」という話をされ、会場のみなさんも真剣に聞き入り大きくうなずく方もいらっしゃいました。
トークの最後では森ガキ監督から「地元、広島の方に自分の作品を見て頂けるのは嬉しいです。配信には配信の良さがありますが、ぜひ映画館で見て余韻に浸る楽しみを大事にして欲しいです。余白を楽しんで頂きたいです」とのメッセージが送られました。