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11月22日(金)15時から、NTTクレドホール第1会場で『帰ってきた あぶない刑事』の上映が行われました。今回上映されたのは、各シーンを説明するナレーションやセリフの字幕が入ったバリアフリー版です。
本作で描かれるのは、定年退職後にニュージーランドで探偵事務所を開業したものの、警官と問題を起こして探偵免許をはく奪され、8年ぶりに横浜に戻ってきた鷹山敏樹(舘 ひろし)と大下勇次(柴田恭兵)の活躍。「T&Y探偵事務所」にやってきた永峰彩夏(土屋太鳳)からの依頼をはじめ、さまざまな事件が絡み合うストーリーがアクションシーンたっぷりに展開されます。
上映後には、本作で長編作品デビューした原 廣利監督が登壇。フリーパーソナリティーのキムラミチタさんを聞き手にトークショーが行われました。
原監督は、広島国際映画祭の前身であるダマー映画祭で2012年にグランプリを受賞しています。12年ぶりの参加であることをキムラさんが「『帰ってきた 原監督』です」と紹介すると、会場からは温かな拍手が起こりました。
現在37歳の原監督が『あぶない刑事』に触れたのは、小学生の頃に再放送されていたテレビドラマ。映画の制作にあたっては、これまでのものを参考にしながらも客観的に作品を見つめることを心がけたそうです。
そして何よりも大切にしたのは、『あぶない刑事』らしいアクションや音楽を残しながら、自分らしい新しさを加えること。テレビドラマを見ていたというキムラさんも「スタイリッシュなロゴなど、すごくバランスがいいですよね」と話しました。
舘 ひろしさんや柴田恭兵さんについては「恭兵さんは何かアイデアが浮かぶと、舘さんと二人で練習をしてから見せに来てくださる。それがすごく愛らしくて、この方たちのためにしっかり撮りたいという気持ちが湧いてきます」というほほえましいエピソードも。共演の早乙女太一さんの迫真の演技や土屋太鳳さんのチャーミングな姿に話が及ぶと、大きくうなずく参加者の姿も見られました。
キムラさんに今後の取り組みについて尋ねられると、「来年もいくつか映画のお話をいただいているので、またこの映画祭に戻ってこられるように頑張りたいです」と話した原監督。会場からは大きな拍手が贈られ、トークショーは幕を閉じました。