News
ニュース
11月22日(金)13時から、NTTクレドホール第2会場にて、映画『寝てみること』の迫田公介監督によるワークショップ「オーディション体験」が開催されました。
大きな拍手で迎えられた迫田監督は、9名の参加者に「楽しくやっていきましょう」と語りかけました。
大学生や演技経験者など、男女年齢を問わず様々な経歴を持つ人が参加し、アットホームな雰囲気での幕開けとなりました。
参加者はまず、自分のプロフィールや楽しかったこと、悲しかったこと、好きだった人などをオーディションのエントリーシートに記入し、それを基に、1人ずつ疑似オーディションを行いました。1つ1つのエピソードについて迫田監督から質問された参加者は、最初は緊張している様子でしたが、監督の穏やかな語り口に合わせ次第にリラックスし、自らエピソードについて話し始めました。
続いて監督と参加者のコミュニケーションを通し、より鮮明になったエピソードを再現する演技を行いました。参加者が実際に演技をしてみたり、監督として場面設定や役作りを考えてみたりすることで、1つのシーンをつくり上げていきます。初対面の参加者同士でも、コミュニケーションをとることで打ち解けていきました。
崇徳高校から取材に来ていた高校生が急きょ演技に参加したり、迫田監督が役者として参加したりと、自由で楽しい演技が行われました。甘酸っぱい頃の思い出や、思わず笑みがこぼれるような体験が再現され、会場は和やかな空気に包まれました。
今回ワークショップとして疑似オーディションを行った理由について監督は、オーディションを受ける立場や主催する立場、役者や監督など、様々な立場を実際に経験してみてほしかったと語りました。また、人と人とのコミュニケーションによって、いろいろなものが生まれることを実感して欲しいという思いもあったと言います。
最後に、映画製作関係の職業を目指す中高生に向け、「今の生活をじっくり考えながら生きてほしい」というメッセージを伝えました。「色んなことをやってみて、色んなことを感じることが大切だ」とも語り、終始楽しく和気あいあいと行われたワークショップは、暖かい拍手で幕を閉じました。
« 懐かしさと新しさであのエネルギーを再び描く『帰ってきた あぶない刑事』上映と原廣利監督トークショー映画への思いは国を超える!『青春18×2 君へと続く道』上映と藤井道人監督トークショー »