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11月26日(日)16時50分より、NTTクレドホール第1会場にて閉幕式が行われました。司会のキムラミチタさんと、通訳のポーリーン・ボールドウィンさんの軽快なやりとりの中、終始和やかな雰囲気に包まれていました。
湯崎英彦広島県知事より寄せられたメッセージが披露された後、駐広島大韓民国総領事館 副総領事イ・スジョン氏より「映画を通じて世界各国が、お互いを理解し合える機会になれば嬉しいです。広島国際映画祭の今後の発展をお祈りします」と、ご自身も映画ファンであることを交えながら温かい言葉を述べられました。
コロナの影響により休止していたため、4年ぶりの開催となった短編映画コンペティション。その表彰式が行われ、全6作品から3作品に賞が贈られました。
観客賞は審査員のひとりで俳優の根谷涼香さんより発表がありました。受賞作品はイ・ガホン監督の『夏のクリスマス』です。イ・ガホン監督は「映画を撮り始めてから初めての賞で、本当に嬉しく思います。永遠に忘れません」と笑顔でスピーチしました。
続いて、審査員特別賞の発表です。キム・ジョングァン監督より、バユ・プリハントロ・フィレモン監督の『リマ・ストリートのバニア』が発表されると、会場からは歓声があがりました。受賞後のスピーチで監督は「審査員、撮影クルー、俳優、プロデューサー、妻、サポートしてくれた方々、そして広島国際映画祭のみなさま、本当にありがとうございました」と喜びを言葉にしました。
そして注目が高まる中、審査員長のブリランテ・メンドーサ監督よりヒロシマ・グランプリの発表があり、シャイオ・ジン監督の『馬の墓場』が受賞しました。残念ながらスケジュールの都合のため、会場に監督の姿はありませんでしたが、惜しみない拍手が送られました。
ここで、スペシャルゲストの濱口竜介監督が登場し、「若い人たちから上の世代を見たとき、言語化できないような違和感を持つかもしれません。できないことや分からないことも多くあると思います。それが現在の自分であり、そこから始めるしかないため、そのできなさや分からなさに正直になり、自分のやり方を見つけて欲しいです」と若者たちへメッセージを送りました。
最後に部谷京子代表より閉幕宣言がありました。部谷代表は関係者に感謝を述べ、4日間で出会った様々な思い出を語りました。最後に「4日間いろんなドラマがあったが、すべて未来につながるお話です。本映画祭は世界中の皆さんとともに広島に寄り添う映画祭として、一歩ずつ歩んでまいります。15周年ありがとうございました。2024年もぜひご期待ください。これにて閉幕します。また来年この場所で会いましょう」と締めくくりました。
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