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11月23日(祝・木)15時15分からNTTクレドホール第1会場で『最後まで行く』が上映されました。
この作品は、2014年に公開された韓国映画『最後まで行く』のリメイク映画です。原作は韓国で5週連続NO.1、観客動員345万人の大ヒットを記録し、数々の賞を受賞しています。これまで、中国・フランス・フィリピンでリメイクされ、フランス版リメイクの『レストレス』は今年2月にNetflixで世界配信され、全世界でネットフリックスグローバル映画興行ランキング1位を獲得しています。
この日本語版を手掛けたのが、広島国際映画祭ではお馴染みの藤井道人監督です。上映後、拍手が沸き起こり監督がステージに登場し、トークショーが行われました。聞き手はフリーパーソナリティのキムタミチタ氏です。
映画制作にまつわる話からトークが始まりました。まずは企画書が届き、いいものが来た!というのが第一印象。唯一、ネガティブなことはリメイクということだったと振り返りました。「オリジナルを見なくてもいいならという条件でお引き受けしましたが、結局見てしまいました」と明かすと、会場からどっと笑いが起こりました。
藤井監督は今回の作品のような映画が好きだそうで、車への異常な執着を持つものの、自身は免許を持ってないことも明かし、だからこそカーチェイスのシーンは運転手目線ではなくファン目線で描いていることも教えてくれました。
後半は、会場からの質疑応答がありました。お墓のシーンが豊田市の辺鄙(へんぴ)な場所、年末の設定になっている意図、ほこりのシーンに関すること、映画をスマホで見る時代に突入していること、登場する車のナンバーには意味があるのかなどあらゆる視点での質問が飛び交いましたが、このナンバーに関しては質問者がネタバレNGですか?と心配する中、とても優しく詳しく話をされていました。
トークショーならではの、ここでしか聞けないネタバレやプライベートまで様々なトークがくり広げられました。最後に今後公開予定の作品の紹介をされ、「よい映画が撮れていることを信じて、これからも作品を作っていきます」と締めくくり大きな拍手の中、トークショーは終了しました。
藤井道人監督の『最後まで行く』は11月30日(木)よりNetflixで世界配信されます。
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