広島国際映画祭 | HIFF http://hiff.jp Mon, 24 Apr 2023 22:07:32 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=3.9.40 映画「ヴィレッジ」5/1霞門祭 in 福屋・村人募集! http://hiff.jp/archives/11838/ http://hiff.jp/archives/11838/#comments Mon, 24 Apr 2023 22:07:32 +0000 http://hiff.jp/?p=11838 4月21日(金)に公開された映画「ヴィレッジ」を記念して、

広島国際映画祭15周年記念
映画「ヴィレッジ」展
主演 横浜流星 X 監督 藤井道人 X 制作 スターサンズ
を、4月13日から5月31日まで、広島市中区の百貨店・福屋八丁堀本店と八丁座にて開催しています。

昨年5月1日撮影した霞門祭を、今年は福屋八丁堀本店で行います。面を付けた50人が福屋店内を練り歩きます。
つきましては、店内を練り歩く村人を募集します。

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【日時】5月1日(月) 13:03〜13:20 (予定)
【会場】福屋八丁堀本店 1階正面~各階フロア~八階~ヴィレッジ展会場~八丁座
【場所】福屋八丁堀本店8階 (730-8548 広島市中区胡町6-26)
【応募】下記申込フォームからお申込みください。
なお、応募多数の場合は抽選とさせていただく場合がございます。
また、交通費・宿泊費・日当・食事代の支給はございません。あらかじめご了承ください。
このフォームに記入いただいた個人情報は広島国際映画祭15周年記念「ヴィレッジ展」霞門祭 in 福屋・村人募集に関してのみ使用させていただき、その他には使用いたしません。

https://jp.surveymonkey.com/r/CLR8V83

【お問合せ先】
 ご不明な点等がございましたら、下記メールアドレスまでお問い合わせください。
 広島国際映画祭事務局 村人募集(ヴィレッジ展)担当
 boshu@hiff.jp

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映画「ヴィレッジ」公開記念 広島国際映画祭15周年記念 映画「ヴィレッジ」展 主演 横浜流星×監督 藤井道人×制作 スターサンズ ボランティア募集のご案内 http://hiff.jp/archives/11812/ http://hiff.jp/archives/11812/#comments Tue, 21 Mar 2023 03:00:11 +0000 http://hiff.jp/?p=11812 Village_01_rev

4月21日(金)の映画「ヴィレッジ」公開を記念して、
広島国際映画祭15周年記念
映画「ヴィレッジ」展
主演 横浜流星 X 監督 藤井道人 X 制作 スターサンズ
を、4月13日から5月31日まで、広島市中区の福屋八丁堀本店と八丁座にて開催することが決まりました!!

つきましては、会場の整理等をしていただけるボランティアの方を募集します。
【時間(交代制)】(4月13日から5月31日まで)
 第1シフト 10:15〜15:00
 第2シフト 14:45〜19:30
【場所】
 福屋八丁堀本店8階 (730-8548 広島市中区胡町6-26) (ボランティアの方が従事する場所は福屋八丁堀本店8階のみです)
【応募】
 下記申込フォームまたはQRコードからお申込みください。
 3月31日(金)を締め切りとさせていただいておりましたが、若干まだ空きがございますので、追加募集いたします。
なお、応募多数の場合は抽選とさせていただく場合がございます。
また、交通費・宿泊費・日当・食事代の支給はございません。あらかじめご了承ください。
このフォームに記入いただいた個人情報は広島国際映画祭15周年記念「ヴィレッジ展」ボランティアに関してのみ使用させていただき、その他には使用いたしません。
 https://jp.surveymonkey.com/r/H932D88

【お問合せ先】
 ご不明な点等がございましたら、下記メールアドレスまでお問い合わせください。
 広島国際映画祭事務局 ボランティア募集(ヴィレッジ展)担当
 boshu@hiff.jp

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来年15周年のアニバーサリーイヤーに向けて 広島国際映画祭2022閉幕! http://hiff.jp/archives/11678/ http://hiff.jp/archives/11678/#comments Sun, 20 Nov 2022 09:40:34 +0000 http://hiff.jp/?p=11678 11月20日(日)当映画祭代表の部谷京子が広島NTTクレドホール第1会場で広島国際映画祭2022の閉幕を宣言しました。 広島国際映画祭は今年で14回目の開催。“ポジティブな力を持つ作品を世界中から集めた映画祭”をコンセプトに今年も多くの作品が上映されました。

閉幕式

閉会式には今年で11年連続の参加となる片渕須直監督をはじめ、キム・ジョングァン監督、宮川博至監督、俳優の東出昌大さん、ポーラ・キーオ監督、森井勇佑監督、俳優の大沢一菜さん、奥村天晴さん、大関悠士さん、橘高亨牧さん、住本尚子監督が駆け付け、広島県環境県民局の山中裕之総括官が湯崎県知事のメッセージを代読しました。

閉幕式

ゲスト代表スピーチを務めるのは今年で11年連続の参加となる片渕須直監督。昨年に引き続きティーチインを務めた片渕監督は「毎年これからつくる映画の話をさせていただく。広島国際映画祭はこれからの映画を一緒に育てていく映画祭だと思う」と語りました。昨年に引き続き、コロナ渦の影響を受けた映画祭を振り返り「このような映画祭でたくさんの映画人の方々とお会いできる機会が尽きないことを願う。本当に素晴らしい映画祭をありがとうございます」とスピーチを締め括りました。

閉幕式

部谷京子代表は来年15年目のアニバーサリーに向けて既に準備を進めていることを明らかにするとともに長年映画祭を支えてきたスタッフへの感謝を述べました。「来年の映画祭では国際コンペティションや若手の育成の場も設けたい」と来年の映画祭への意気込みを語ると、会場からは割れんばかりの拍手が起こりました。最後は「来年ここ広島でまたお会いしましょう」と部谷代表が閉幕を宣言して、大盛況のうちに閉幕しました。

閉幕式

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宮川博至監督、主演の東出昌大さん登壇 『とべない風船』トークショー http://hiff.jp/archives/11674/ http://hiff.jp/archives/11674/#comments Sun, 20 Nov 2022 09:30:30 +0000 http://hiff.jp/?p=11674 11月20日(日)13時30分からNTTクレドホール第一会場で、『とべない風船』のジャパンプレミア上映が行われました。上映後はトークショーが行われ、宮川博至監督、主演の東出昌大さんが登壇。映画に対する思いや撮影のエピソードなどを披露しました。司会はフリーパーソナリティーのキムラミチタさんです。

『とべない風船』アフタートーク

本作は、西日本豪雨で妻子を亡くし心を閉ざした主人公・憲二(東出昌大)と、疎遠になった父親に逢うため島にやってくる元教師の凛子(三浦透子)との心の交流を通じて、島の人々の絆を描いた感動作です。

『とべない風船』アフタートーク

トークショーでは、宮川監督と東出さんのお互いへの印象を聞く質問から始まりました。宮川監督は「大きな人だなぁと思いました!でも、とても気さくで人間として魅力的な方です」と話し、東出さんは「監督とはコンビニでお酒を買って平和公園で飲んだり、本通りを何度も一緒に往復してすぐに打ち解けました」と話し、会場からは笑いも起きました。役作りとして東出さんは、クランクインの何日か前に広島入りして地元の漁師さんに話を聞いたり、家族役の役者さんと一緒に過ごしたりして感情を作ったと明かしました。凛子役の三浦透子さんは「理系でロジカルに考えた末に普通に芝居に持っていける方ですごい」と話し、監督は凛子の父親役 小林薫さんを「脚本の段階からこの役は小林さんをイメージして書きました。実際にお会いしてみても本当にあたたかい優しい方でした」と話しました。

『とべない風船』アフタートーク

トークの途中からは、本作で美術を担当している広島国際映画祭 部谷京子代表も参加。ロケ地江田島市での撮影エピソードや、ロケ地が部谷代表の出身地という話でも盛り上がりました。東出さんは「部谷さんは僕のリクエストにもすぐに応えてくださって、一輪挿しを準備してくれたり誕生日会のシーンの飾り付けも一緒にさせてもらい、すごく俳優部に寄り添ってくださった」と振り返りました。豪雨災害以外にも社会問題について描いている箇所があり、監督は「本当のリアルが無いと 受け手に対して失礼なんじゃないかなと思い、実際自分が見た、聞いた、実体験を反映させています」と話し、自身が西日本豪雨災害を体験したことが本作を作るきっかけになったと打ち明けました。映画作りでこだわったのは、広島ローカルという部分です。オール広島ロケはもちろん、広島の資本で広島のスタッフ、広島の役者に入ってもらい、東京の役者と一緒に仕事をすることがスタッフや役者に良い機会になると考えました。「小林さんが役をすぐ引き受けてくださったのも、そこに強く共感してくださったから」と、感慨深く振り返りました。

『とべない風船』アフタートーク

終盤は客席からの質疑応答もあり、すべての質問者に丁寧に応えていたのが印象的です。ゲストたちの熱い思いで会場が大いに沸いたトークショーは、大きな拍手で惜しまれながら終わりました。映画は12月1日(木)から広島先行公開され、来年から全国で順次公開予定です。

『とべない風船』アフタートーク

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丈監督、AKB48倉野尾成美さん、中村玉緒さん登壇『いちばん逢いたいひと』トークショー http://hiff.jp/archives/11574/ http://hiff.jp/archives/11574/#comments Sun, 20 Nov 2022 08:15:08 +0000 http://hiff.jp/?p=11574 11月19日(土)13時30分から、NTTクレドホール第1会場で『いちばん逢いたいひと』が上映されました。上映後は丈監督、主演のAKB48倉野尾成美さん、特別出演の中村玉緒さんが登壇。映画にも出演していたラインプロデューサーのとめぞうさんが司会を担当し、和やかな雰囲気でトークショーが行われました。

『いちばん逢いたいひと』アフタートーク

本作は11歳で急性骨髄性白血病と診断された女の子の人生を描くと同時に、家族を失いどん底を一生懸命生きる男の人生を並行して描いていく人間ドラマです。
トークショーの始めにプロデューサーの堀ともこさんからの手紙が紹介されました。そこには、堀さんのお嬢さまの実話をもとにこの映画が作られたことや、ドナーが見つかり骨髄移植ができても「うちの子だけ助かってごめんなさい」と思ってしまう家族の複雑な心情がつづられていました。そんな思いを変えてくれたのが、自身もドナーとして骨髄を提供した経験だったそうです。この映画を通じて1人でも多くの人に協力していただきたいと訴えました。

丈監督は「堀さんの思いを具現化して、お客様に楽しんでいただけるエンターテイメントになればなお良いのではないかと思い、必死に考え取り組んできました。結果、このような多くのお客様に見ていただくことができてうれしく思いますし、感謝申し上げます」とあいさつしました。

『いちばん逢いたいひと』アフタートーク

特別出演の中村さんは「白血病ではないのですが私も息子を亡くしました。自分の命よりも息子を助けたいという気持ちを思い出しました。心にズドーンと響きました」と撮影での思いを吐露しました。
広島県内でも多く撮影された本作。中でも府中市の印象として倉野尾さんは「地元の熊本と似ているところが多く、故郷のような親しみやすい印象」と話しました。名物のツチノコ饅頭も大変気に入ったというエピソードも披露。

『いちばん逢いたいひと』アフタートーク

役作りに関する質問では、普段AKB48として活躍している倉野尾さんは撮影中、東京と広島を行ったり来たりで、新幹線で移動する時間が気持ちの切り替えになったそうです。その上で「役作りというよりも等身大の自分でいようと思って演じました」と明かしました。

中村さんは「初めての広島弁も台本通りに話したかったので、語尾の『じゃ』もしっかり発音できるように練習しました」と笑顔で答えました。

『いちばん逢いたいひと』アフタートーク

トークショーの最後には、監督の思う命のバトンとは?という観客からの質問には「自分にしか持てない時間が命だと思うので、限られた時間の中でどう完全燃焼していくかだと思います」と丈監督。最後は惜しまれつつ大きな拍手で幕を閉じました。

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1000年前、彼女は何を見たのか。 片渕須直監督ティーチイン http://hiff.jp/archives/11671/ http://hiff.jp/archives/11671/#comments Sun, 20 Nov 2022 07:00:48 +0000 http://hiff.jp/?p=11671 11月20日(日) 13:00からNTTクレドホール第二会場で、片渕須直監督によるティーチインが行われました。

今年で本映画祭に11回目の参加となる片渕監督は、同じく常連参加の観客に大きな拍手で迎えられました。今回は「1000年前、彼女は何を見たのか。」をテーマに、清少納言の暮らした平安時代を舞台にした新作映画についてお話しされました。

片渕監督ティーチイン

実際に参考にした資料やロケハンの様子、それらを基に再現した大内裏の図面や牛車の写真などを投影しながら、本に書かれていることをうのみにするのではなく、実際に再現することで分かる新たな一面や発見の大切さについて力強く語りました。数日前まで行っていたという牛車の再現では、各部位のサイズや速度などの数字にもこだわり、構造や大きさが記録と一致するかどうか、違和感がないかを丁寧に調査しています。膨大な量の資料と細かな作業の様子に、会場からは驚きの声が漏れました。そういった綿密な調査によって作り出される“リアル”が、片渕監督作品の魅力の一つでもあります。

片渕監督ティーチイン

「清少納言は、わりときちんと物事を見ていたのではないか」と語る監督。「枕草子」の内容に嘘があるのではないかと言われるが、監督は違った角度から清少納言の言葉を捉え、新たな解釈を共有してくれました。彼女が仕えた中宮定子との関係性についても、実際に清少納言の綴った言葉を読み解くことで「本当はそこまでべったりした関係ではなかったのはないか」と考えるに至ったといいます。

片渕監督ティーチイン

片渕監督ティーチイン

広島フィルム・コミッションの西﨑智子さんが司会をつとめた質疑応答では、多くの手が挙がりました。監督は、作品作りを支えてくれる常連の皆さんとの関係を「妊婦がお腹の中に赤ちゃんがいるうちからお腹をさすってもらっている感覚」と笑顔で感謝を述べ「来年、また新しいものを見せられるように頑張りたい」と結び、拍手に包まれながらティーチインを終えました。

片渕監督ティーチイン

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「だいじょうぶじゃ!」再び 『こちらあみ子』上映とトークセッション http://hiff.jp/archives/11669/ http://hiff.jp/archives/11669/#comments Sun, 20 Nov 2022 04:44:32 +0000 http://hiff.jp/?p=11669 11月20日(日)10:00からNTTクレドホールで『こちらあみ子』の上映と、森井勇佑監督と子ども役の俳優たちによるトークセッションが行われました。

『こちらあみ子』トークショー

全編広島ロケで生まれたこの映画は、今村夏子さんの原作を、森井監督がデビュー作として映画化し、今年夏に全国で公開されました。主人公は、ちょっと風変わりな女の子あみ子。誕生日のプレゼントにもらったトランシーバーに「こちらあみ子!」と呼び掛けます。あみ子の純粋な行動は、家族や友達を巻き込んで波紋を巻き起こしますが、常識や固定概念に縛られがちな現代の私たちに何かを強く訴えてきます。

トークセッションには、森井監督はじめ、あみ子役の大澤一菜(かな)さん、兄の孝太役の奥村天晴さん、のり君役の大関悠士(ゆうと)さん、坊主頭役の橘高亨牧(みまき)さんの5人が登場。「あみ子」のTシャツ姿で、一人ずつ会場内のレッドカーペットを踏みしめてステージに上がりました。

『こちらあみ子』トークショー

聞き手の西崎智子さん(広島フィルムコミッション)が、オーディションからこの映画を振り返ろうすると、奥村さんから、「そもそも監督はどこで原作にめぐり会ったのか」と直撃。監督は「本屋で見つけた。自分自身も外れ者なので、そこがあみ子に重なった」と、出発点を語りました。オーディションは、床に寝そべったり、相撲をとったり、ゲーム機で遊んだりと、出演者たちにとっては相当風変わりだったオーディションだったようで、映画の雰囲気が生まれていくことを感じさせました。
撮影中のエピソードとして、父親役の井浦新さんを出演者の多くがスタッフかマネージャーと勘違いしていたこと、大沢さんのゲップを密かに収録して映画に滑り込ませていたことなどが、明かされました。
西崎さんからは、森井監督がTAMA映画祭の最優秀新進監督賞に選ばれたことや、ロッテルダム映画祭のBright Future部門へ正式出品されることなど快進撃が報告されました。

最後に、大沢さんがラストシーンのセリフ「だいじょうぶじゃ!」を、映画と同様に振り向きざまに再現すると、大きな拍手が起きました。この後、広島ロケに参加した人たちがステージに上がり、出演者と一緒に和やかに記念撮影が行われました。

『こちらあみ子』トークショー

『こちらあみ子』トークショー

『こちらあみ子』トークショー

『こちらあみ子』トークショー

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広島で公募された美術作品 第10回新県美展受賞作品の上映会 http://hiff.jp/archives/11672/ http://hiff.jp/archives/11672/#comments Sun, 20 Nov 2022 04:30:57 +0000 http://hiff.jp/?p=11672 11月20日(日)10:30からNTTクレドホール第2会場で「第10回新県美展」受賞作品が上映されました。

第10回新県美展(第74回広島県美術展)は、広島県立美術館で今年6月11日に受賞作品が表彰され、26日まで展示されました。
一般部門の公募は、絵画系・彫塑系・工芸系・書系・写真系・デザイン系・映像系で、上映会では映像系受賞作の奨励賞2作、優秀賞、大賞の順に4作品が上映されました。

広島県新県美展受賞作品上映

奨励賞 かずき監督(府中市)「どのみち おのみち もっぱら しょうばら」は、地元広島県の映像が多数映し出される作品。
奨励賞 曽利久珠由監督(三原市)「女のなんてことない体」は、超短編のアニメーション。
優秀賞 太山恵介監督(広島市南区)「視暗暗聴」は、グラフィクスと音を織り交ぜた作品。
大賞 島田拓空也監督(三原市)・大路真由監督(兵庫県三田市)「戦後77年 祖父母と辿る戦争の記憶」は、祖父母から戦争体験を聞く、ドキュメンタリー映画。

広島県新県美展受賞作品上映

来場者のひとりは、印象に残った作品として大賞「戦後77年 祖父母と辿る戦争の記憶」をあげました。「戦争の記憶が薄れていく中、若い子達(二人の監督)目線で、おじいちゃん、おばあちゃんに聞き取り、発信している映画でした。一緒に戦争体験者と生活をしていた私達世代と違い、若い世代が1代、2代前とさかのぼり戦争体験を聞いているのが印象的」と感慨深そう。商業的な要素がなく、撮り手と出演者が一般の人であることも強く訴えかけてきたと感想を語りました。

 

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−星になった子どもたちから勇気をもらう− 『宇宙船』上映とトーク http://hiff.jp/archives/11641/ http://hiff.jp/archives/11641/#comments Sun, 20 Nov 2022 01:00:36 +0000 http://hiff.jp/?p=11641 11月19日(土)18:00から広島市映像文化ライブラリーで、『宇宙船』のアジアン・プレミア上映と、プロデューサーで主演のパブロ・クルス・ゲレロさんの録画によるトークがありました。

『宇宙船』アフタートーク

メキシコ映画『宇宙船』は実話に基づいた作品で、タイトルと同じ『宇宙船』というラジオ番組のD Jを務めるミゲルが主人公です。同じような日々が続き、いわゆる「中年の危機」に陥ってしまいますが、がん患者の少年から「宇宙船で海へ連れてって」というリクエストを受け、四苦八苦。あきらめそうになる中で、少年や周囲から勇気をもらい、やがて自分の殻を破って飛び出してゆくというお話が、魅力的な音楽と優しげなアニメーションを交えて繰り広げられます。

『宇宙船』アフタートーク

上映終了後には、聞き手の安田女子大学准教授ジョン・マクリーンさんによるインタビューにゲレロさんが答える映像が披露されました。ゲレロさんは、10代の終わりから俳優として活動していますが、ここ10年程は自らプロジェクトを主導することに関心が向き、脚本やプロデュースにも進出、この作品でも主演に加えプロデューサーと脚本を兼ねています。 この『宇宙船』の制作は、主人公のモデルとなる地方のラジオ司会者に出会ったのがきっかけ。子どもたちのために献身し、地域の人気者となる姿に感銘を受け脚本として書き始めましたが、病院にいる子どもたちが、決してネガティブにならず元気に前を向いて生きていることを知り、困難の中でも心が癒やされていればエネルギーを切らさずに乗り越えられることを、テーマに据えようとを決めたそうです。ジョンさんが事前に観賞した人の感想を幾つか紹介しましたが、「星になっても、ずっと家族を見ているよ」と少年が母に言う場面に一番感動したという声があり、ゲレロさんの意図はしっかりと伝わっているようでした。 最後に「観客の皆さんへのメッセージを」と促されると、「『宇宙船』を再び飛ばしてくれてありがとう。いつか広島に必ず行き、観客の皆さんにお会いしたいと思います」と語っていました。

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ひろしまアニメーションシーズン2022傑作選上映後のトークショー http://hiff.jp/archives/11645/ http://hiff.jp/archives/11645/#comments Sun, 20 Nov 2022 00:50:29 +0000 http://hiff.jp/?p=11645 11月19日(土)18:00から横川シネマ会場で「ひろしまアニメーションシーズン2022傑作選」“H-AIR(レジデンス)特集”が開催されました。

前半は、今年8月に開催された、第1回ひろしま国際平和文化祭のひろしまアニメーションシーズン2022の中から傑作6作品が上映されました。最初にアーティスティック・ディレクターの宮崎しずかさんから、賞を取った6作品の簡単な説明がありました。1枚1枚セルを書く手法やフェルトをコマ録りする手法など制作方法の違いや、作品の特色、米アカデミー短編アニメーション2022ノミネート作品も含まれていることなどが紹介されました。

ひろしまアニメーションシーズン2022

後半は、“H-AIR(レジデンス)特集”で、レジデンス=滞在制作で招聘された2監督の作品が上映されました。先に、ナタ・メルトーク監督の2作品。このうち“Reguler”は、ひろしまアニメーションシーズン2022の環太平洋アジアコンペテションで入選。次に、マフブーベア・カライ監督の3作品。このうち“The Fourth Wall”ワールドコンペテションで入選をしています。いずれも応募総数2000作品以上から入選を果たしています。 上映後のトークショーでは、ナタ・メルトーク監督とマフブーベア・カライ監督が拍手の中、登壇しました。司会は、アーティスティック・ディレクターの宮崎しずかさんです。

ひろしまアニメーションシーズン2022

メルトーク監督はグラフィックを駆使したパズルのようなロジカルな作品で普段触れられないようなアニメーション。カライ監督は、面白さと不思議さがあり、哲学的なところも描かれていると、宮崎さんから紹介がありました。

お二人とも広島に5か月滞在中で、間もなく帰国されます。その広島での生活についてカライ監督は「母国とは環境が違い、人や自然に触れ、それを取り入れ実験的な作品を制作することができた。今後の私の制作にも役立つ経験をさせていただいた」と感謝を述べました。 また、メルトーク監督は「時間をテーマに面白い経験ができました。時間の感じ方の違いを次作に生かしたい」と抱負を語りました。 「彼女たちは数々の映画祭で受賞をしていますが、その場での受賞は、今回が初ではないかと思います。その場で受賞することとの違いはありますか」との宮崎さんからの質問にカライ監督は、アニメーションのプログラムに感謝を述べレジデンスに応募したいと答えました。

ナタ・メルトーク監督は「レジデンスに参加したことで、日本作家の作品を見ることができ勉強になりました。“Reguler”は、フォントを大事にした中々、伝わらない作品です。驚いたのは、広島では非常に面白い作品と言われたことで、お客様も含め、レベルの高さを感じました。目標は2024年(文化祭は2年に1回の開催)のひろしまアニメーションシーズンで広島に戻り、また皆さんに作品を見せたい」と語りました。

宮崎さんは、これまでの経験を今後の作家活動に生かして欲しいと言うと、二人の監督は共に広島滞在に満足したことと感謝を伝え、和やかな雰囲気に包まれてトークショーが終了しました。

ひろしまアニメーションシーズン2022

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