広島国際映画祭 | HIFF http://hiff.jp Thu, 13 Dec 2018 10:16:31 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=3.9.27 アフターパーティー http://hiff.jp/archives/6752/ http://hiff.jp/archives/6752/#comments Sun, 25 Nov 2018 14:55:17 +0000 http://hiff.jp/?p=6752 閉幕式の後にロビーでアフターパーティが開かれました。スポンサー様のご協力もあり、大いに盛り上がりました。
来年、またお会いしましょう!

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閉幕式 – 再会を誓って広島国際映画祭2018が賑やかに閉幕 http://hiff.jp/archives/6629/ http://hiff.jp/archives/6629/#comments Sun, 25 Nov 2018 14:30:48 +0000 http://hiff.jp/?p=6629

11月25日(日)19:00よりNTTクレドホール第1会場で、閉幕式と国際短編映画コンペティション受賞作の発表、表彰式が行われました。 進行はフリーパーソナリティのキムラミチタさんと、通訳のポーリン・ボールドウィンさんです。

まず、広島国際映画祭2018実行委員長・山本一隆と、湯崎英彦・広島県知事(代読:広島県環境県民局文化芸術課・岡村恒課長)から閉幕挨拶があり、続いて世界中から届いたノミネート作品・6作品で競う国際短編映画コンペティションの各賞が発表されました。

観客の投票で一番評価が高かった作品に贈られる観客賞は『いかにしてフェルナンドはポルトガルを救ったか』が受賞。太田川の砂の成分で作ったガラスのトロフィーを受け取ったプロデューサーのジュリアン・ナヴォーさんは「最高に感動する場面。私がウジェーヌ・グリーン監督に代わって受け取りますが、とにかくありがとうございます」と挨拶されました。新藤風・審査員からは「完成度が高い。監督のスタイルが確立されている作品」という言葉がありました。
審査員が心に残った作品を選ぶ審査員特別賞には『忘れ得ぬ思い出』が選出されました。ノンスィー・ニミブット審査員は「レバノンで映画を製作することは簡単ではないと思いますが、とても完成度の高い作品に仕上がっています。子供の演技も素晴らしかったです」と話しました。
広島国際映画祭2018の象徴として最もふさわしい作品とされる栄えあるヒロシマ・グランプリは『ソールド・オブ・トータリティ』が受賞しました。登壇してトロフィーと賞金30万円の目録を手にしたプロデューサーのジェームズ・ミッチェルさんは「驚きました。素敵な映画祭で素晴らしい経験。短い滞在だが広島を愛してしまいました。また来年もここでお会いしたいです」と感想を述べました。新藤次郎審査員長は「技術も発想も素晴らしい」と話し、総評として「6本のノミネート作に優劣つけるのはかなり難しく、審査員の間でかなりもめました。本当に小差。全作品にすべての時間と力を映画作りに注いでいるという意欲を感じます」と賞賛しました。

最後に、当映画祭の代表・部谷京子が「ダマー映画祭 in ヒロシマから数えて10年目の年。10年続けて世界に発信したおかげで、海外から広島をロケ地に選んで撮影する作品が増えました。みなさんも広島でロケしてください」と、会場に集まった国内外の監督、プロデューサーに呼びかけました。そして、10年の節目を迎えた部谷代表に、藤井道人監督から花束が贈られるというサプライズも。感極まった部谷代表は「みなさんの作品を来年も上映します。広島国際映画祭2019の開会を宣言します。来年もこの会場でお会いしましょう」と挨拶し、3日間開催された広島国際映画祭2018が幕を閉じました。

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広島国際映画祭2018コンペティション受賞作品決定! http://hiff.jp/archives/6729/ http://hiff.jp/archives/6729/#comments Sun, 25 Nov 2018 13:50:34 +0000 http://hiff.jp/?p=6729 広島国際映画祭2018の受賞作品は以下のように決まりました。受賞監督の皆さんおめでとうございます。

【ヒロシマグランプリ】
リチャード・レイモンド 監督
『ソウルズ・オブ・トータリティ』[製作国 アメリカ・英国]
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【審査員特別賞】
ウィサム・シャラフ 監督
『忘れ得ぬ思い出』[製作国 フランス・レバノン]
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【観客賞】
ウジェーヌ・グリーン 監督
『いかにしてフェルナンドはポルトガルを救ったか』[製作国 ポルトガル・フランス・ベルギー]
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『COMPLICITY(英題)』上映 & 近浦監督と藤竜也さんトークショー http://hiff.jp/archives/6627/ http://hiff.jp/archives/6627/#comments Sun, 25 Nov 2018 13:37:10 +0000 http://hiff.jp/?p=6627 11月25日(日)16:00より、NTTクレドホール第1会場で『COMPLICITY(英題)』が上映されました。

中国人の技能実習生が、過酷な労働現場に嫌気がさして失踪。赤の他人になりすまし、山形の蕎麦屋に住み込みで働きながら、さまざまな社会問題にもがき、生きていく姿を追います。
上映後、今作が長編デビューとなる近浦啓監督と出演の藤竜也さんが登壇してトークショーが行われました。聞き手はフリーパーソナリティのキムラミチタさんです。

近浦監督は「映画監督を志した時に、一番に藤さんと一緒に仕事がしたいと思っていました。今まで短編映画3本撮りましたが、1本目に藤さんに出てもらったし、今回長編の初作品にも出演してもらいました」と、藤さんのキャスティングについて明かしました。熱いラブコールを受けた藤さんは、近浦監督について「存在感もあり、アピアランスもかっこいい。映画を作りたいために他の仕事の会社を立ち上げて資金を蓄え、夢叶って映画を撮っているなんてかっこいいね」と話しました。

撮影中は「あまり話はせず、合間に一緒にタバコを吸うくらい。撮影に入るまでに人物像に関してはしっかりディスカッションしているので、特に演技指導もしない」と近浦監督。蕎麦職人を演じるにあたって、藤さんは実際に蕎麦職人に弟子入りしたそうです。「最初はそんな短時間では絶対無理だから、手元は吹き替えにしたらいいとも言われたが、必死に練習して蕎麦打ちできるようになった。スクリーンで見てわかるように腕も太くなった」と振り返ります。近浦監督も「師匠も藤さんが夜中に蕎麦切りする音を、自分の弟子の音と間違えたくらいめきめきと上達された。最後には恐れ入りましたと言われました」と藤さんの頑張りを賞賛しました。撮影初日には実際に蕎麦屋を開店し、藤さんが30人ほどの蕎麦を打って地元の人々に振る舞ったそうです。

「今作は技能実習生制度、外国人の不法滞在など社会問題を扱っているが、社会派ではなく青春映画と位置づけています」と近浦監督は話す。先週あった国際映画祭・第19回東京フィルメックスのコンペティションで観客賞を受賞したことを聞くと、藤さんは「しみじみして、ぐっときた」と感慨深い様子。「東京フィルメックスが日本初上映で、広島の本映画祭が2回目の上映。ぜひ劇場上映にこぎつけたいです」と近浦監督が抱負を語ってトークショーを締めくくりました。

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ザンジバル作品特集(6)『トゥワイス』上映とトークショー http://hiff.jp/archives/6623/ http://hiff.jp/archives/6623/#comments Sun, 25 Nov 2018 13:20:42 +0000 http://hiff.jp/?p=6623 11月25日(日)13:30から、広島市映像文化ライブラリーでザンジバル作品特集(6)『トゥワイス』が上映されました。上映後にはトークショーが催され、ジャッキー・レイナル監督とシネマテーク・フランセーズのサマンタ・ルロワさんがゲストとして登壇されました。司会は国立映画アーカイブの主任研究員・岡田秀則さん、通訳は福崎裕子さんと澁谷悠さんです。
わずかな差異を持ったシーンの反復など、他のザンジバル作品と比べて斬新な表現が特徴的です。上映前の挨拶でレイナル監督は、この映画をザンジバル作品に対する一つの反乱と称し、監督を務めるまでの経緯やレイナル監督の価値観に大きく影響を与えた両親のことも話されました。監督のパーソナルな部分を描いたもので、様々な批評があるがどう解釈し判断するかは個人の自由と話していました。

上演後は岡田さんを交えトークショーが行われました。岡田さんはこの作品について、「男女の親密な関係を読み取れてとても叙情的ですね」とコメントしていました。対話の中では従来のザンジバル作品と距離を取り新しいものを撮りたかったという決意や撮影のためスペインのバルセロナへ単身で渡ったことなど、作品に込められた多くのこだわりを知ることができました。一見すると関係のない映像が連続しているように見える不思議な作品ですが、実はパリにいる恋人から離れバルセロナの男性に会いに行くという隠されたコンセプトがあるそうです。この映画の一番の魅力は、画面の外で何が起きているのか鑑賞している人には全く分からず画面の中でも大きな動きが無い点であるとレイナル監督とルロワさんは語っています。

観客からは映画のデジタル化の危惧に対する意見が寄せられました。レイナル監督は映画フィルムをはさみや糊を使って編集していた時代の映像の生々しさが、デジタル化によって失われてしまったと感じており、現代社会の中で生きていると、やはりノスタルジーを感じてしまうそうです。

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スイスの自然とヨーデルの歌声に癒されてみませんか http://hiff.jp/archives/6621/ http://hiff.jp/archives/6621/#comments Sun, 25 Nov 2018 13:13:51 +0000 http://hiff.jp/?p=6621 11月25日(日)13:30から横川シネマで『ヨーデルは夢をみる』の上映とトークショーがありました。本作は2012年にスイスで公開されたドキュメンタリー映画で、ヨーデルクラブの活動やメンバーの生活を追いかけたものです。上映中、スクリーンにはアルプスの壮大な自然が広がり、そしてヨーデルの美しい歌声が響き渡ります。彼らは、とあるコンテストで優勝したことで、彼らの名声は高まり出演依頼で引っ張りだこ状態。しかし…

本作は2人の監督によって製作されていますが、本日会場にはマルティン・シルト監督がお越しくださいました。トークショーでの聞き手はスイス在住の松原美津紀さん、通訳は小泉直子さんに担当していただきました。
監督はヨーデルクラブの撮影の交渉にあたって、「20年後に、彼らの孫やひ孫たちにもヨーデルクラブのことが伝わる映画を作りたい」と説得したそうです。
2年間にわたって撮影を行い、メンバーと一緒に時間を過ごすことで、全員の意見を大切にするというスイス独特の直接民主主義を体感することができたようです。

質疑応答の中でヨーデルの位置づけについて説明がありました。ヨーデルは農家のコミュニケーションの手段だけでなく、お葬式や赤ちゃんの誕生祝いでも歌われ、宗教的にも重要な存在であるとのことでした。
最後に次回作について、カラスなどの鳥の視点を通した自然を描くドキュメンタリー映画の制作を決めているため、広島国際映画祭終了後も日本各地をめぐり資料を集めると語りました。

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『デイアンドナイト』プレミア上映! http://hiff.jp/archives/6615/ http://hiff.jp/archives/6615/#comments Sun, 25 Nov 2018 13:04:25 +0000 http://hiff.jp/?p=6615 11月25日(日)12:45から、NTTクレドホール第1会場で『デイアンドナイト』が上映されました。

藤井道人監督と主演の阿部進之介さんが登壇すると会場は拍手でいっぱいになり、映画コメンテーター鈴木由貴子さんの司会でトークショーが始まりました。
広島に縁のある二人で、藤井監督はダマー映画祭 in ヒロシマからのお付き合い。阿部さんは出演作『BAD BOYS』撮影以来の広島です。 本作は日本でのお披露目は本映画祭が初めてで、「6年ぶりに広島にやって来ました。この映画祭で上映されることが決まった時は本当にうれしかったです」と、藤井監督が喜びを語りました。
阿部さんは「2010年ごろ原宿で藤井監督の作品を観てとても興味を持ち、次に藤井監督の『けむりの街の、より善き未来は』を観て、是非お会いしたいと思いました」と藤井監督の映画のエネルギーと登場人物の感情表現に共感したことから付き合うようになったことを話しました。 本作の企画・原案は阿部さんで、藤井監督がメガホンを取りプロデューサーとして人気俳優の山田孝之さんが名を連ねています。

「時間をかけてお互いの話をするうちに原案ができ、自分たちの感じる物事の価値観がにじんでできたものがこの作品です」と阿部さんが製作までの秘話や経緯を紹介しました。

今回は秋田でしたが広島での撮影も、とリクエストすると「2010年ごろに宮島を舞台にプロットを考えたことがあります。東京で撮影するより、地方で撮影した方が味が出るので是非作ってみたいです」と藤井監督が答えると、阿部さんが「その時は是非よろしくお願いします」と答え、大きな拍手とともにトークショーは終わりました。

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ボルドー国際インディペンデント映画祭『ワイルド・ボーイズ』上映とトークショー http://hiff.jp/archives/6625/ http://hiff.jp/archives/6625/#comments Sun, 25 Nov 2018 12:45:32 +0000 http://hiff.jp/?p=6625 11月25日(日)16:00から横川シネマにて『ボルドー国際インディペンデント映画祭(2)』が開催され、『ワイルド・ボーイズ』の上映とトークショーが行われました。

プログラマーのレオ・ソエサントさんによれば、本作品は昨日上映された2作品と同様、野心的で大胆な作風となっています。ベルトラン・マンディコ監督は、子供時代に持っていた自由や衝動を映画で再現したいと思い、本作品を手掛けたそうです。フランス映画は写実的なものが多いとのことですが、少年の内面を見事に突いた、冒険心溢れる作品となっています。ジェンダーの境界線という現代的な疑問を取り込んでいるところも見所のうちの一つです。

上映後のトークショーの聞き手は、シネマボイスの鈴木洋平さん。鈴木さん自身も映画を作っておられるということで、映画製作を手がける上での手法や考え方など、作り手側の奥深い話を聞くことができました。国は違っても映画にかける情熱には共通するものがあるように感じました。

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『タイムライン』―愛が分断を救うのですと監督は微笑んだー http://hiff.jp/archives/6610/ http://hiff.jp/archives/6610/#comments Sun, 25 Nov 2018 11:16:13 +0000 http://hiff.jp/?p=6610 11月23日(日)10時から『タイムライン』の上映と、ノンスィー・ニミブット監督のトークショーが横川シネマで行われました。

上映後、広島フィルムコミッションの西崎智子さんが聞き手で、ニミブット監督のトークショーが開かれました。通訳は高杉美和さんです。

ラストシーンに感動したお客様に、監督は「僕も客席で見ていて、当時のことをいろいろ思い出して涙していたんです」と場をなごませました。

本作では手紙とSNSが重要な鍵になります。監督はどちらかという質問に「すぐ届かない分思いが深まるから手紙派です」と即答しました。

この作品を製作した動機を尋ねると「この作品が作られる前年にタイは政変で国民が分裂。愛が足りない時代だったから、この作品で描こうと思ったのです」と答えました。

主演の二人が深い表現を体現できたのは、どのような演出かという質問には「事前にワークショップを開き役柄を説明し、リハーサルでも疑問点を解消して撮影に入りました」と語りました。

次回作の予定は2本あり、企画進行しているのは自分を犬と思っている男と盲目の少女の恋物語。「同じジャンルを2度撮らないので『タイムライン』と同じようにはならいならないのです」と教えてくれました。

監督が前日乗ったタクシーの運転手さんを会場に招待した理由を聞くと「タイに30年近く暮らしていた方で、その偶然に感動したからです」。運転手の方も「日本に帰ってからもタイ映画を見て好きだった作品の監督が、まさかこの方だったとは…」と偶然に驚いていました。

トーク終了後、ロビーで笑顔で全ての観客の写真撮影に応じている監督の姿に、会場は幸せな空気に包まれていました。

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新藤風監督と新藤次郎プロデューサーの父子対談 http://hiff.jp/archives/6612/ http://hiff.jp/archives/6612/#comments Sun, 25 Nov 2018 07:04:45 +0000 http://hiff.jp/?p=6612 11月25日(日)10:00からNTTクレドホール第1会場で 『島々清しゃ(バリアフリー版)』の上映とトークショーが行われました。今回の上映は音声ガイドナレーションと日本語字幕が付いた完全バリアフリー版で、どなたでも楽しんでいただけるものです。

映画は沖縄の小さな島が舞台。耳が良すぎて変わり者扱いをされる小学生の女の子を伊藤蒼さん、東京から演奏会のためにやってきたバイオリニストを安藤サクラさんが演じています。物語は音楽を通して心を開いていく人々の様子を沖縄民謡を交えて描く感動作となっています。

上映後は新藤風監督とプロデューサーの新藤次郎氏を迎えてトークショーが行われました。聞き手は映画コメンテーターの鈴木由貴子さんです。

現在では、ドラマに映画に大活躍の安藤サクラさんですが、本作出演前には全てのオファーを断り、女優を辞めようとも考えていたと風監督が明かしました。実は監督自身も、祖父である新藤兼人監督が亡くなり、喪失感で人生をどう立て直そうかと考えていた時期だったと振り返りました。その時に、うみ役の伊藤蒼さんが作り手にいることで、ありのまま本質的に意見をいってくれる彼女の存在が2人の助けになったのではないかと次郎氏は語りました。

物語の中心となる子役の半分は東京など各地からオーディションで選ばれた子どもたちです。彼らは合宿のような形で沖縄に滞在し、撮影に挑んだそうです。撮影後は自分たちの洋服の洗濯、その後は宿題に取り組んでいたといいます。親元を離れ、宿で泣くことがあっても、現場では涙を見せない子どもたちの姿を見て、「私たち大人もけんかしている場合ではないし、ちゃんと作り上げないといけないと思いました」と風監督。

トークショーではその後、新藤兼人監督の話に移りました。最後の6年間を一緒に過ごしたという風監督は兼人監督について「生きるか死ぬかで常に現場に立っていました。生きるとはどういうことかを教えてくれました。祖父は絶対に超えられない壁だと思います」と兼人監督を懐かしみました。
今後について風監督は「自分もお客さんも楽しいと思えるような映画を作っていきたい」と意気込みを語りました。

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