広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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2020/11/21

五藤利弘監督ワークショップ「おかあさんの被爆ピアノ」

11月21日(土)17:00からNTTクレドホール第2会場で、『おかあさんの被爆ピアノ』の五藤利弘監督と矢川光則さんと部谷京子さんのワークショップが開かれました。司会は、フリーアナウンサーの玉田陽子さん。

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初めお客さんに、「午前中の上映をご覧になった方?」と監督が質問。「あんまり話せるネタがなくて、もし多かったらトークが被っちゃうかもしれないのが心配で」と会場を笑わせました。新潟県長岡市出身の監督がなぜ広島に興味を持ったのかといえば、ひとえに40年来のカープファンだったことが理由だとか。「カープの話ならいつまででも話せるんだけど」と口惜しそうに監督は映画の話に戻りました。調律師の矢川光弘さんとの出会いは、テレビのドキュメンタリーで被爆ピアノを取り上げた時。いつかこれを映画にしたいと思ってから10年、ついに形になったそうです。撮影前にピアノの持ち主に話を聞いて作品の参考にしていたら、ある方が「戦争はいけんのじゃ」というシンプルだけど重たい言葉に、この作品を作る意義を感じたそうです。予算がタイトでかなり大変だった撮影、原爆投下の日のシーンを撮るのになかなか晴れず、仕方なく小雨でも強行しようかとしたら、広島出身の部谷さんに「絶対妥協したらいけん」と怒られたそうです。監督が粘るのが本当なのに逆にスタッフに促されるとは…と反省したと、また会場を笑わせました。お客様からの質問で、人は死んでも映画に刻まれたその人の記録は残るとはどういうことかという難解な問いに、テレビのドキュメンタリーはいずれ見ることが出来なくなるけど、映画は劇場公開が終わっても上映会で何度でも見る機会があるから風化しないのでは?と苦笑しながら答えました。 気が付けば予定を30分も超えたワークショップは、静かでも熱いお客さんの拍手で終わりました。

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