広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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2017/11/26

第5回新県美展(第69回広島県美術展)の入賞作品上映と受賞者のトークショー

11月26日(日)14:00からNTTクレドホール第二会場で、第5回新県美展(第69回広島県美術展)奨励賞、優秀賞に選ばれた6作品が上映されました。 広島新県美展には絵画、彫塑、工芸、書、写真、デザイン、映像の7部門があり、毎年多くの作品が応募され、映像部門では5分以内の作品が公募の対象です。
入賞作品の上映が終わると奨励賞受賞作品『広島音景』の戸倉才徳監督が登壇され、拍手とともにトークショーが始まりました。聞き手はフリーパーソナリティーの玉田陽子さんです。
作品と撮影方法について玉田さんが尋ねると、作品は一眼レフカメラで撮影しているという戸倉監督は、「一眼レフカメラというと写真のイメージが強いですが、最近のカメラは動画も撮ることができ、撮りたくないものを撮らないことができます」と話し「ビデオカメラでは業務用の高価なものでないとボケみを表現した映像を撮ることができないので一眼レフカメラを用いて作品を撮りました。もともとカメラマンとして音楽に深く関わっていたので、広島のアーティストへのオマージュと彼らの活動を残すために、撮りためた映像を編集して、一つの作品にしました」と続けました。
「上映された作品はどれも違った表現で面白かった。アニメーション、静止画、実写などいろいろな表現があり、これが映像の面白さだと思う。県美展はここ数年、写真や絵画などの応募数は多くなっているのですが、映像部門の作品は数は伸びていないと聞いています。簡単に映像を撮ることができるようになった時代なので、いろいろな方に個性あふれる作品を撮ってほしいと思います」と映像を撮ることの面白さについて語りました。
観客から「音楽をフィーチャーした作品で面白かったです。作品にあえてBGMを入れた理由を教えていただけないでしょうか?」という質問に「作品を5分にまとめるにあたり、考えました。各アーティストの歌詞が入ってしまうと作品のイメージが変わってしまうのでBGMを入れています。作品を見返すとアーティストの声をもう少し抑えておけばよかったなと思います」と答えました。
「音楽活動を続ける妻を支え、写真の良さ、映像の良さをみなさんに伝えたい」と会場の観客に今後の抱負を伝え、トークショーは終了しました。

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