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2017/11/25

演技は役者が作り出すマジック!とチョン・グヌン監督は力強く語った

11月25日(土)14:00から横川シネマで、『演技の重圧』が上映されました。

夢も情熱も失いかけていた舞台俳優スンヒョンに、映画出演のオファーがされることに。 今注目の若手監督の作品に、希望を抱きオファーを受ける決心をしたスンヒョンだったが、そこにライバル関係のテスクが参戦してきた。果たして主役はどちらの手に。

国立韓国総合芸術学校映像院卒業後、CF監督として作品を手がけたチョン・グヌン監督は本作『演技の重圧』で長編作デビューを飾りました。 上映後、監督のトークショーが日本人プロデューサー土田真樹さんの司会で行われました。最初にタイトルの意味を質問された監督は「邦題は『演技の重圧』でしたが、韓国で公開時のタイトルは『演技の重力』。演技者は演じることを突き詰める=生の重さを感じていると思い、このタイトルをつけた」と語りました。「俳優を主人公にした理由はなぜ」と聞かれると「特別な意味はなく、友人と飲んでる時にフッと思いついた妄想のような物語だった。製作期間はわずか2ヶ月だけ」と語りました。
次に「監督はなぜ役者の気持ちがわかるのですか」という問いには「素晴らしい役者に恵まれたので楽しく製作ができ、その結果作品にも良い雰囲気が現れたのかも」と回答。「作品全体にも関係する、よい演技は経験から生まれるものなのか、役者自体が創造して生み出すものなのか」という究極の質問には「経験が重要なら、お年寄りは全員名優になることになります。若くても優秀な役者は多く存在しますよね。このことから考えると、天性の才能があるとか誰かから学び・思考することで自らの技術を上げることができる後付けの可能性などの理由が考えられるのでは」と答えました。
最後に、「次回作はホラーで大量の血が出る娯楽作になるので楽しみにしてください」と笑いながらも自信もチラつかせてショーは終わりました。

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