広島国際映画祭 | HIFF » シネマテーク・フランセーズ特集 http://hiff.jp Sun, 23 Apr 2017 22:29:30 +0000 ja hourly 1 http://wordpress.org/?v=3.9.19 女たち、女たち http://hiff.jp/archives/2894/ http://hiff.jp/archives/2894/#comments Mon, 07 Nov 2016 13:06:58 +0000 http://hiff.jp/?p=2894 femmes_femmes_02

<ストーリー>
女優にとって必要なのは、ただ演じることである。たとえ、栄光が訪れることはもうないとはっきりわかっていはいても。エレーヌとソニアは同じアパルトマンを、同じ夢を共有している。しかしながら、エレーヌは女優業をあきらめる。ソニアはあちこちで役者を続けているが、シャンパンのボトルを抱きながら有名スターの写真で飾られた部屋に閉じこもっている…

<キャスト>
エレーヌ・シュルジェール(エレーヌ)、ソニア・サヴィアンジュ(ソニア)、ミシェル・ドゥショソワ(リュシアン)、ミシェル・ドラエ(医者)、ユゲット・フォルジュ(患者)、ノエル・シムソロ(フェルディナンド)、ジャン=クロード・ギゲ(仲介人) ​

<スタッフ>
脚本 :  ポール・ヴェッキアリ、撮影:ジョルジュ・ストルヴェ、録音:アントワーヌ・ボンファンティ、音楽:ロラン・ヴァンサン、ポール・ヴェッキアリ、編集:ポール・ヴェッキアリ、製作:ユニテ・トワ ​

<作品情報>
制作年:1974
上映時間:2時間2分
制作国:フランス

<ポール・ヴェッキアリ インタヴュー>
「私がノエル・シムソロと知り合ったのは、リール映画祭での『悪魔の策略』の上映後でした。しばらくして、ユニテ・トワで私たちは彼の短編を何本か「製作」しました。また、ある薬品の映画を依頼された時、彼に共同脚本を頼みました。それが1972年の『黄水仙』です。翌年、ダニエル・ダリューとシモーヌ・シニョレのために私が温めていたアイディアに基づき、一緒に長編映画をやろうと決めました。『絞殺魔』は確かに私の未来の映画すべての母体だったのですが、『女たち、女たち』は私の探求が実を結んだ作品でした。厳格さを口実に想像力を押さえつけないこと――シムソロは私にその重要な機会を与えてくれました。 」

(あらすじ・インタヴュー翻訳:新田孝行・久保宏樹)

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シモーヌ・バルベス、あるいは淑徳 http://hiff.jp/archives/2890/ http://hiff.jp/archives/2890/#comments Mon, 07 Nov 2016 13:06:50 +0000 http://hiff.jp/?p=2890 simone-barbes-ou-la-vertu-02-g

<ストーリー>
ポルノ映画館の案内係シモーヌの人生、その一夜。観客が行ったり来たりしている。シモーヌは同僚のマルティーヌととりとめのない話をしている。観客が出入りするだけでお喋りは遮られる。この連中を自分に席にちゃんと案内したり、場合によっては、もう一度席に着かせなければならない…

<キャスト>
イングリッド・ブルゴワン(シモーヌ・バルベス)、マルティーヌ・シモネ(マルティーヌ)、ミシェル・ドラエ(ナンパ師)、ノエル・シムソロ(映画監督)、ソニア・サヴィアンジュ(狂った女)、マックス・アミル(外人部隊兵士) ​

<スタッフ>
脚本:マリー=クロード・トレユー、美術:ベネディクト・ボウゲ、撮影:ジャン=イヴ・エスコフィエ、録音:イヴ・ズロトニカ、音楽:ロラン・ヴァンサン、編集:ポール・ヴェッキアリ、カディチャ・バリア、フランク・マチュー、製作:ディアゴナル ​

<作品情報>
制作年:1979
上映時間:1時間18分
制作国:フランス

<ポール・ヴェッキアリ インタヴュー>
「マリー=クロード・トレユーは、『カイエ・デュ・シネマ』週間で『手を変えるな』の上映に立ち会った後、詩の形を取った手紙を私に書いてくれていました。『身体から心へ』の撮影が終わって間もなく、彼女は私に『シモーヌ…』の脚本を提案したのです。私は気に入りませんでした。そう伝えると彼女が不安がったので、いずれにせよ君には興味があるので映画は製作するからと付け加えました。最初の編集を見た時、私は一本の傑作を脇に追いやっていたかもしれないことに気づいたのです。謙虚さのよい教訓になりました。読む段階では面白味のない、ただの無駄口に思えたものが、説教臭さなど全くない、感情における控え目さと、あっといわせるようなリズムの感覚をともなった、人間の孤独に関する深い分析になったのです。マリー=クロード・トレユーのその後の経歴は、彼女が最も偉大な監督たちにどの程度まで匹敵しうるのかを証明することになりました…」

(あらすじ・インタヴュー翻訳:新田孝行・久保宏樹)

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劣等生 http://hiff.jp/archives/2887/ http://hiff.jp/archives/2887/#comments Mon, 07 Nov 2016 13:00:23 +0000 http://hiff.jp/?p=2887 le_cancre02

<ストーリー>
幼年期から青年期をやり過ごしたロランは、人生の進路を考え始めている。彼は父のロドルフと衝突する。二人は相手に対する情愛を表現するには感情的すぎるのだ。女たちの間を行き来したロドルフの人生。しかし彼が執着するのはただ一つだけ、初恋の女性マルグリットにもう一度会うことだった。

<キャスト>
ポール・ヴェツキアリ(ロドルフ)、パスカル・セルヴォ(ローラン)、カトリーヌ・ドヌーヴ(マルグリット)、アニー・コルディ、フランソワーズ・ルブラン、フランソワーズ・アルヌール、エディット・スコブ、マチュー・アマルリック、マリアンヌ・バスレール ​

<スタッフ>
脚本:ポール・ヴェッキアリ、ノエル・シムソロ、美術:モーリス・アブラッツィオ、撮影:フィリップ・ボッティリオーヌ、録音:フランシス・ボンファンティ、音楽:ロラン・ヴァンサン、編集:ヴァンサン・コマレ、製作:シェラック、ディアレクティーク ​

<作品情報>
制作年:2016
上映時間:1時間56分
制作国:フランス

<ポール・ヴェッキアリ インタヴュー>
「映画完成後、ジュリアン・デュヴィヴィエの名作『舞踏会の手帳』との類縁関係に気づきました。そういうわけでエンド・クレジットに「美女たちの手帳」という副題を加えたのです。特に関係しているのはカトリーヌ・ドヌーヴのシークエンスです。というのも、[映画のなかで]私が彼女と本当に出会ったのか観客はわからないからです。デュヴィヴィエの映画でのマリー・ベルについても同様です。男たちとの再会を彼女は実際に体験しているのか、夢見ているだけなのか。」

(あらすじ・インタヴュー翻訳:新田孝行・久保宏樹)

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美しい物腰 http://hiff.jp/archives/2884/ http://hiff.jp/archives/2884/#comments Mon, 07 Nov 2016 12:56:59 +0000 http://hiff.jp/?p=2884 les_belles_manieres01

<ストーリー>
就職のためカミーユはある日パリにやってきた。雇い主のエレーヌ・クルトレイは、いまだに魅力的な50代女性である。カミーユの仕事は毎日、彼女の息子ピエールに一日一度の食事を運んでいくこと。ピエールは2年前から女中部屋に引きこもって暮らしていた…

<キャスト>
エレーヌ・シュルジェール(エレーヌ)、エマニュエル・ルモワンヌ(カミーユ)、マルティーヌ・シモネ(マルティーヌ)、エルベ・デュアメル(ピエール)、ニコラ・シルベール(ジョルジュ)、ハワード・ヴェルノン(刑務所長) ​

<スタッフ>
脚本:ジャン=クロード・ギゲ、ジェラール・フロ=クターズ、撮影:ジョルジュ・ストルヴェ、録音:ジャン=フランソワ・シュヴァリエ、音楽:ベルリオーズ、ベートーヴェン、ブルックナー、モーツァルト、ヨハン・シュトラウス、編集:ポール・ヴェッキアリ、フランク・マチュー、製作:ディアゴナル ​

<作品情報>
制作年:1979
上映時間:1時間18分
制作国:フランス

<ポール・ヴェッキアリ インタヴュー>
「『女たち、女たち』公開直後、サン・ミシェル橋でのことでした。ジャン=クロード・ギゲがある短編のアイディアを私に語ったのです。『仕事と日々』と題するものでした。ブルジョワと労働者の関係をきちんと発展させるには、そのアイディアでは不十分だと私は彼に言いました。彼は了承しました。私がこの映画を製作したのは全く自然な流れでした。『美しい物腰』に引き続いて撮影を開始した『身体から心へ』は、その双子と言えます。ジャン=クロード・ギゲは私と付き合うようになった最初の人間です。彼は私の姉ソニアを、彼女がタニア・バラチョバの生徒だった頃から知っていました。ソニアの天職は何よりも喜劇を演じることでした。私にとって最も近しい存在であり、ディアゴナルの動機に忠実だったジャン=クロード・ギゲは、私たちの組織のまとめ役でした。彼が電信会社で働いていた当時は、原稿の印刷や書類制作で私たちを助けてくれました。私と彼の関係は純粋で率直なもので、私たちの映画のこれこれは好きでないと喧嘩せずに言い合えるほどでした。お互いの企画で失敗だと判断したものを見せかけで評価するなんて、友情を装っていても一種の軽蔑なのです… 」

(あらすじ・インタヴュー翻訳:新田孝行・久保宏樹)

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愛の群島 http://hiff.jp/archives/2881/ http://hiff.jp/archives/2881/#comments Mon, 07 Nov 2016 12:51:37 +0000 http://hiff.jp/?p=2881 arton6143-7856e

<ストーリー>
愛の訪れと消失に直面した混乱という、同じ一つの主題をめぐる9本の短編。

<キャスト>
ジャン=クリストフ・ブヴェ、ジャン=ルイ・ロラン(『複数の男性単数』)。ヴェロニク・シルヴェール、クリスティアン・リスト、フランス・ルーセル(『行為的表出』)。ミリアム・メジエール、エヴァ・シモネ、フィリップ・ド・ポワ、ポーレット・ブベ、ジェルメーヌ・バスティド、ロジェール・ルフィアンジュ(『ジョゼットのおやつ』)。ミシェル・ドラエ、ウタ・テジェール、ディアーヌ・マイゼル、ルシアン・ピザネ(『サラ』)。フランソワーズ・ファビアン、エロワーズ・ミニョ(『訪れた女』)。ミシェリーヌ・プレール、ジェラール・ラルティゴ、トニー・マーシャル(『大騒ぎ』)。フランソワーズ・ルブラン、ピョートル・スタニスラス、モーリス・ロベール、ミシェル・サヴァン(『ポルノスコピー』)、クリスティーヌ・フェルサン、ジャン=クロード・ドゥルオ、デニズ・ジャンス、ドミニク・ジャイル(『謎』)。ドゥニーズ・ファルシー、エルヴェ・ファヴル(『ルルド、冬』)。 ​

<スタッフ>
監督&脚本:ジャン=クロード・ビエット『ポルノスコピー』、セシル・クレルヴァル『謎』、ジャック・ダヴィラ『大騒ぎ』、ミシェル・ドラエ『サラ』、ジャック・フレネ『行為的表出』、ジェラール・フロ=クターズ『ジョゼットのおやつ』、ジャン=クロード・ギゲ『訪れた女』、マリー=クロード・トレユー『ルルド、冬』。ポール・ヴェッキアリ『複数の男性単数』。撮影:ジョルジュ・ストルヴェ、ジャン=イヴ・エスコフィエ(『ルルド、冬』のみ)録音:ジャン=フランソワ・シュヴァリエ、ジャン=ポール・ミュゲル(『ルルド、冬』のみ)。音楽:エマニュエル・アズ『ジョゼットのおやつ』、ロラン・ヴァンサン『サラ』。編集:ポール・ヴェッキアリ。製作:ディアゴナル。 ​

<作品情報>
制作年:1982
上映時間:1時間39分
制作国:フランス

<ポール・ヴェッキアリ インタヴュー>
「70年代終わりに私は、「ディアゴアル(対角線)」と名づけた雑誌をつくりたいと思っていました。すべての「ディアゴナラー(ディアゴナルのメンバー)」はその編集者になっていたでしょう。ビエット、ギゲ、トレユー、フロ=クタズ、ドラエは批評家でしたし、ダヴィラにはその能力がありました。月刊誌として、かつての『カイエ・デュ・シネマ』が唱えていた「自分たちの好きな映画しか語らない」という方針を引き継ぐはずでした。しかし反対に、私たちがその仕事を好まない現代の映画監督を各号一人取り上げることが、自分には興味深く思えたのです。その監督を前にラウンド・テーブルを行う、監督が来なければ逃げやがったと。もちろん礼儀正しく、でも論証は鋭く。多くのメンバーはそれとは別の道を選びました。一種のマニフェストとして、オムニバス映画をつくることです。結果は私には残念なものに見えました。期待された約束は守られなかったのです。 」

(あらすじ・インタヴュー翻訳:新田孝行・久保宏樹)

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階段の上へ http://hiff.jp/archives/2879/ http://hiff.jp/archives/2879/#comments Mon, 07 Nov 2016 12:48:06 +0000 http://hiff.jp/?p=2879 ehdm01

1963年、フランソワーズ・カナヴァッジアがかつて追放されたトゥーロンに帰ってくる。夫を対独協力者と密告した彼女の家族に復讐をするためである。フランソワーズは記憶に紛れた人間たちと再会する。警察署長になったレジスタンスのリーダー、弁護士になった代子、妹のシュザンヌ、そして母親の幻影…。

<キャスト>
ダニエル・ダリュー(フランソワーズ・カナヴァッジア)、エレーヌ・シュルジェール(シュザンヌ)、フランソワーズ・ルブラン(ミシェル)、ミシェリーヌ・プレール(マチルド)、ニコラ・シルベルグ(警察署長)、ソニア・サヴィアンジュ(カトリーヌ)、ドゥニーズ・ファルシー(アルティアニ夫人)、マックス・ナルディニ(シャルル)、ミシェル・ドラエ(ナントの人)、ジゼル・パスカル(ローズ)

<スタッフ>
脚本:ポール・ヴェッキアリ、美術:ベネディクト・ボーゲ、撮影:ジョルジュ・ストルヴェ、録音:ジャン=フランソワ・シュヴァリエ、音楽:ロラン・ヴァンサン、編集:ポール・ヴェッキアリ、製作:ディアゴナル ​

<作品情報>
制作年:1983
上映時間:1時間32分
制作国:フランス

<ポール・ヴェッキアリ インタヴュー>
「フランス国立映画センターの助成金のおかげで、5年近く温めていたこのシナリオにやっと取り掛かることができました。G.T.C.現像所の助力によって、必要資金をすべて調達し、ダニエル・ダリューと映画を撮るという、一本の映画以上の子どもの頃からの夢を実現できたのです。ドイツ占領期で私の母が体験したであろう気苦労に関する寓話的な映画、偉大なる大文字の歴史の内側にある個別的な歴史。この映画で私は集団的記憶と個人の記憶を対立させ、結果的にレジスタンスと対独協力の二者択一などというものは誤魔化しでしかなかったと言いたかったのです。これは私からの挑発でした。ダリューはこのことをよく理解してくれたので、演技を指導する必要はほとんどありませんでした。うれしいことに、ディアゴナルのメンバーたちが(別の仕事があったトレユーを例外として)全員、この映画の鍵となる展覧会の長回しのシーンに出演してくれました。ミシェリーヌ・プレールとジゼル・パスカルもこの企画に加わっています。この映画が私の最良のものでない(それを判断するのは私ではありませんが)としても、最も完成された一本であることは間違いありません…」

(あらすじ・インタヴュー翻訳:新田孝行・久保宏樹)

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晴れのち夕方は荒れ模様 http://hiff.jp/archives/2877/ http://hiff.jp/archives/2877/#comments Mon, 07 Nov 2016 12:35:43 +0000 http://hiff.jp/?p=2877 beau_temps

<ストーリー>
ジャックとジャクリーヌは結婚して14年になる。今朝、ベルナールから電話をがあってからジャクリーヌは落ち着かない。せっかく息子が昼食に来るのだから、すべては完璧でなければならない。とりわけ、彼の言う「女性の知り合い」を連れてくるという時には…

<キャスト>
ミシェリーヌ・プレール(ジャクリーヌ)、クロード・ピエプリュ(ジャック)、グザヴィエ・ドリュック(ベルナール)、トニー・マーシャル(ブリジット)、ジャン=ポール・ミュエル(隣人)、イングリッド・ブルゴワン(テレーザ) ​

<スタッフ>
シナリオ:ジェラール・フロ=クターズ、ジャック・ダヴィラ、美術:ベネディクト・ボーゲ、撮影:ジャン=ジャック・ブーオン、録音:イヴ・ズロトニカ、音楽:ロラン・ヴァンサン、編集:ポール・ヴェッキアリ、フランク・マチュー、製作:ディアゴナル、J.M.プロダクション ​

<作品情報>
制作年:1986
上映時間:1時間25分
制作国:フランス

<ポール・ヴェッキアリ インタヴュー>
 「『悪夢』 のノエル・シムソロもちょっと似たような状況だったのですが、ジェラール・フロ=クターズは私に映画の製作を申し出る前、パリ中を回っていました。しかし、フレデリック・ミッテランの支援とテレビ局フランス・ドゥーによる前買いのおかげで、私たちはぎりぎりのところで資本を調達することができたのです。同時期に撮影された『薔薇のようなローザ』の双子の映画である『晴れのち夕方は荒れ模様』は、何よりもミシェリーヌ・プレールとクロード・ピエプリュの才能が合わさって実現した成功です。自らの演じる人物が抱える恐ろしい秘密を、決して表には出さない。二人の演技には驚くべき繊細さがあります。ところで私はこの同時製作の2本の映画で、もうしっちゃかめっちゃかでした。ある晩、私はジェラールの興奮した声で目を覚ましました。「水曜日に歌が一曲必要だ」と言うのです。もう金曜日です。すぐ断りました。一時間後、私はベッドランプを再び灯し、大急ぎで歌詞を書き上げ、アメリカにいたロラン・ヴァンサンの留守電にメッセージとして残したのです。翌日、ヴァンサンの友人の一人が楽譜を携え、パリまで来ました。水曜日にはミシュリーヌとクロードが映画で「君の顔」を歌っていました。これがディアゴナルです。ワシントン通りのプライヴェートな一室で映画が初めて上映された時は全員が集まりました。ビエットが感動していたのを思い出します。それは彼の目を見るだけで明らかでした…」

(あらすじ・インタヴュー翻訳:新田孝行・久保宏樹)

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物質の演劇/出発 http://hiff.jp/archives/2875/ http://hiff.jp/archives/2875/#comments Mon, 07 Nov 2016 12:30:30 +0000 http://hiff.jp/?p=2875 【物質の演劇】
le-theatre-des-matieres

旅行代理店で働くドロテは別の世界を夢見ていた。演劇である。不意に気を失った彼女は、劇団「物質の演劇」の主催者ヘルマンに発見される。ヘルマンはドロテに、フリードリヒ・フォン・シラーの戯曲『メアリー・スチュアート』に登場人物としてカトリーヌ・ド・メディシスを付け加え、その役をドロテに演じてもらうプランをちらつかせる…

<キャスト>
ソニア・サヴィアンジュ(ドロテ)、ハワード・ヴェルノン(ヘルマン)、フィリップ・シュマン(フィリップ)、マルティーヌ・シモネ(マルティーヌ)、ブリジット・ジャック(ブリジット)、コスタ・コマン(レペト)、ジャン=クリストフ・ブヴェ(クリストフ)

<スタッフ>
脚本:ジャン=クロード・ビエット、美術:ジャン=クロード・ギゲ、撮影:ジョージ・ストルヴェ、録音:ジャン=フランソワ・シュヴァリエ、アントワーヌ・ボンファンティ、音楽:ベートーヴェン、ビゼー、ドリーブ、編集:フランソワ・メルヴィル、製作:ディアゴナル、ステファン・フィルム ​

<作品情報>
制作年:1977
上映時間:1時間21分
制作国:フランス

<ポール・ヴェッキアリ インタヴュー>
「ジャン=クロード・ビエットはギゲ同様、ステュディオ・パルナッス(私にとっても二人にとっても決定的だった魔法の場所)で出会いました。彼がイタリアで撮った短編のフランスへの逆輸入に私が尽力したこともあってすぐ友人になりました。ヴェネチア映画祭に『女たち、女たち』が選出されたのも、加えて私の最初の回顧上映が行われたのも、ビエットのおかげです。『物質の演劇』の脚本は私を魅了したのでした。演劇に関して起こる諸々の危険を、これほどドラマの手段を節約しながら、これほど冷酷な精確さで再現することに、どうやって彼は成功したのでしょうか?私はこの作品を『マシーン』と同時に製作したのですが、それは双子の映画という、やがてディアゴナルの慣習となるものの始まりでした。ジャン=クロード・ビエットとはシネフィルどうしのやり取りをいつまでも続けたのですが、彼は「無気力な」映画作家でした。確かに彼は嘲笑の鋭いセンスをもっており、それは巫山戯た言葉遊びに表れてました。しかしこの「無気力さ」にこそ、繊細で思慮深い、感情への独特のアプローチがあったのです。批評家たちが沈黙したのは印象的でした…」

(あらすじ・インタヴュー翻訳:新田孝行・久保宏樹)

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