広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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2016/11/11

ブリィヴ・ヨーロッパ中編映画祭トークショー

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広島国際映画祭2016初日、NTTクレドホール第二会場最後の上映は、ブリィヴ・ヨーロッパ中編映画祭で賞を受賞した2作品『あの頃の日々』と『アルテミス、移り気なこころ』の上映でした。

ブリィヴ・ヨーロッパ中編映画祭とは、五月革命後にカンヌ国際映画祭の監督週間部門を創設したフランス映画監督協会の主導で、2004年に始まりました。短い会期に関わらず、毎年数百人の映画人、批評家、プログラマー、映画監督、プロデューサー等々が訪れ、小規模ながら今ヨーロッパでもっとも注目されている映画祭のひとつです。

上映に先駆け、プリィヴ映画祭のディレクター、エルザ・シャビは「中編とは、30分以上60分未満の映像作品で、短編より深く長編より軽い。商業的にもコンペティションにも極めて厳しいジャンルの映画です」と観客に現状を語りました。更に上映作品について、「今回上映する作品はどちらも“イノセンス(innocence)”が共通のテーマ」と観る前にヒントを出してくれました。

『あの頃の日々』は、北アフリカ・アルジェ南部の団地に住む若い男女、ジャバールとヤミーナの恋にも発展しない淡い日常を描きながら、一方では殺人が横行している厳しい社会状況を絡ませ、哀しい別れを描いた作品。

『アルテミス、移り気なこころ』は、狩猟の神と同じ名を持つ無気力で自閉気味な主人公アルテミスが、これまた妖精と同じ名前を持つカーリイと出逢ったことで人生が一変、ふたりはテントを持って小旅行に出るのだが…という物語。

上映後、『アルテミス』のユベール・ヴィエル監督とエルザさんとで座談会が開かれました。監督は、アルテミスの脚本を執筆中、宮崎駿の『崖の上のポニョ』を観て、いたく共感したこと、宮崎同様に写実・自然主義という従来のフォーマットを破壊したかったことを語りました。最後は、さまざまな質問に丁寧に答え、観客の満足した表情がうかがえました。

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