広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

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2016/11/12

『第4回新県美展 映像部門受賞作品』勢揃い!

11月12日(金)11時30分からNTTクレドホール第2会場で『第4回新県美展 映像部門受賞作品』が上映されました。この新県美展は、映像部門の他に絵画や彫刻部門などがあり、作品を広島県民から募集することで県民の創作意欲を増すきっかけとなっています。

今回の受賞作品のうち、優秀賞は長野櫻子監督による『ろうろう』、奨励賞は亀岡千明監督による『sonnolenza』、篠原祐木監督による『HIROSHIMA MONOLOGUE』、迫 早智子監督による『しんかんせん〜あそび』の3作品でした。

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上映後、迫監督と亀岡監督が登壇し、トークショーがスタート。

はじめに受賞の喜びを尋ねられたところ「信じられなかったですね。でもいけるかなとも思っていた」と答えた迫監督からは、喜びの気持ちが伝わったとともに作品への自信も感じられました。また、亀岡監督は「アニメーションを作りながら、いつも自己満足になりたくないと思っていた。その意味で誰かに認められて嬉しい」と喜びを表現されました。 次に作品の内容について、登場する子役は実の孫なのか尋ねられた迫監督は「となりに住む子」と話し、会場一同を驚かせました。遊びに来るとりんごの皮をむいて食べさせるなど、とても距離感が近い関係のようです。また『sonnolenza』という言葉の意味について尋ねられた亀岡監督は「イタリア語で眠気を意味する。安直すぎるのは避けた」と話し、タイトルに対するこだわりが感じられました。

最後に、今後新しい作品を作っていく構想はあるか尋ねられた両監督はどちらも即座にうなずき、迫監督は「(次の作品の構想は)絶対ありますね。次も子供をテーマにした作品にする」と述べ、こちらも強い自信が伝わりました。また、亀岡監督は「やはり生活音を使ったアニメーション作品を作りたい」と過去に作られた作品の振り返りを交えながら述べ、さらに具体的な構想がうかがえました。最後は盛大な拍手とともにトークショーが終了しました。

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