広島国際映画祭 HIROSHIMA INTERNATIONAL FILM FESTIVAL

2015.11.21 Sat. - 23 Mon.メイン会場:NTTクレドホール

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2014/11/15

11月15日(土)9:30~『マダム・イン・ニューヨーク』のガウリ・シンデー監督と バイヤー大向 敦さんによるトークショーが行われました。

11/15(土)9時30分から第一会場でインド映画『マダム・イン・ニューヨーク』が上映されました。その後のトークショーでは、ガウリ・シンデー監督とこの映画を買い付けたバイヤーの大向 敦さんによるトークショーが行われました。(聞き手はテレビ新広島の石井百恵アナウンサー)

ガウリ・シンデー監督

『マダム・イン・ニューヨーク』は2012年に公開されたインド映画。2012年の『トロント国際映画祭』では観客賞にノミネートされるなど、国際的にも注目度の高い作品です。また、日本国内では今年6月に上映され、多くの観客の心に女性や母の強さ、温かさを刻み続けています。

トークショーでは「こんにちは、広島」と日本語の挨拶を披露したガウリ・シンデー監督。「この映画は私の母を想いながら描いた作品です。主人公は家族を大切に想い、愛する家族を陰で支え続けるシャイな女性。少しの勇気を持って一歩踏み出せば、誰でも強いチカラを持っている。そんなメッセージがみなさんに届けば嬉しいです」と、母そして女性をテーマに描いた想いを話してくれました。これまで数多くのCMや短編映画を手がけてきたシンデー監督の初となる長編映画。「長年思い描いていた映画製作への夢は、自分の母をテーマにすると決めた瞬間から次々とアイディアが出てきました。母はステキなフランス人には会っていないですけどね(笑)」とシンデー監督。

そして、この『マダム・イン・ニューヨーク』を日本上映を実現させたのがバイヤーの大向 敦さん。サラリーマン時代にインドから香港へ向かう飛行機の中で上映されていた本作と運命的な出会いを果たし、脱サラして買い付けることを決心。この買い付けには奥さまの後押しもあったそうで「セリフに出てくるフレーズが素晴らしく、名言の宝庫だと思ったんです。香港の映画館に妻を連れて行き一緒に見たところ、この映画を買って欲しいと背中を押してもらいました」とドラマティックな裏話も聞かせてくれました。「大向さんがいなければ、広島国際映画祭に参加する今日のこの日を迎えることができませんでした。脱サラしてくれてありがとう(笑)」とシンデー監督の言葉に会場も温かい気持ちに包まれました。

ガウリ・シンデー監督&バイヤー大向 敦さん

実は大向さん、この映画と同じタイミングでもう一本『ダバング 大胆不敵』という映画も買い付けたそう。こちらは踊りあり歌ありの王道ポリウッド作品で〝THE インド映画〟。インド映画の魅力をより深く感じるために併せて鑑賞したい作品です。

最後にシンデー監督は「インドを出るまでは広島という街は〝戦争から見事な復興を遂げた勇敢な街〟という印象が強かったのですが、実際に来てみると、とても美しくキレイで洗練された都会的な街でした。どんな過去があっても立ち上げれる、そんな力強いパワーをヒロシマの街からもらいました」とメッセージを残してくれました。

 

 

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